2018年4月18日水曜日

いきなり晴れてきました(°°)

ナツグミ(グミ科)
朝、雨がまだ降っていたのでリハビリ散歩はあきらめかけたのですが
空が明るくなってきたので出かけました。


小さくて可愛い花なのにオヤブジラミ(雄藪虱)なんて名前が付いている…
ノビル
【食用法】根と葉とを一緒に炒めて食べる。
もっとも6時間ばかり湯煎すべし。
湯煎が足りないとエグくて食べにくい[救荒本草抜粋]。
春に苗根を採って食べる[北海道]。
日常の野菜ならびに救荒用とする[半澤]。
ヒメビル同様に食べるが、人によってはニラ臭くて嫌う。
ニラ臭を抜くには根葉ともに数時間煮熟すれば良い。
本州では葉および鱗茎を生で細切して薬味とする他、十分よく茹でてエグ味を除き、また油で炒め和え物とする。
特に酢味噌和えとし、これにアサリまたはタニシを加えるとおいしい煮付け、塩漬、酢漬によい。
また飯・粥に混ぜて糧物とする。
秋に鱗茎を掘り取り土砂中に貯蔵し、冬季に備える。
ノビルとイタドリの前菜を西洋料理に用いるのも面白い。
ノビルの根は生のまま、イタドリは塩水で洗って用いる[林]。
中国では味噌をつけて生食し、または飯に入れあるいは蒸肉などとともに餅皮に包んで生食する[陸軍]。
酢味噌和えは中々おいしい[水野]。

引用文献凡例
[半澤]:半澤洵著「雑草学」六盟館(明治43年)
[林]:林泰治著「救荒植物とその食用法」朝鮮新書(昭和19年)
[陸軍]:陸軍獣医学校研究部著「食べられる野草」毎日新聞社(昭和19年)
[水野]:水野葉舟編「食べられる草木」月明会出版部(昭和18年)
[北海道]:「北海道有用植物解説」
(『救荒雑草 飢えを救った雑草たち』)
花水木女ふたりの歩を合はす  有馬静子
(『講談社版 カラー図説日本大歳時記[座右版]』 昭和58年)
桜ちる音(おと)と胸うつ血の脈(みやく)とつめたし涙そぞろ落つる日
(『山川登美子歌集』)
石楠花に全く晴れぬ山日和  杉田久女
(『現代日本文學全集91 現代俳句集』筑摩書房 昭和32年)
午後から晴れるとの予報だったけど
いきなり青空が広がってきました(^-^)
風かよふ棚一隅(いちぐう)に房花(ふさばな)の藤揉み合へばむらさきの闇
(『宮柊二歌集』)
  白牡丹といふといへども紅ほのか  高浜虚子

【鑑賞】
 白牡丹の花そのものをこれほど美しく、しかも適確に詠んだ句を知らない。
白牡丹といっても種々な種類がある。
純白な雪のようなものもあれば、花びらの元が淡紅に染まっているのも、
またうす緑に集まったものなどさまざまである。
この句で詠まれた牡丹は一見純白の牡丹に見えながら、
かすかに花びらの根元に紅味がさしていることを作者は発見して、
そのおどろきを詠っているのである。
「い ふ と い へ ど も」という言いまわしがいわば細述をつくした表現であるため、
句が一元的で俳句特有の屈折が用いられていない。
どちらかといば短歌的な表現に属する作品であるが、
虚子の代表的な作品であることは誰も反対するものはあるまい。
 〔能村登四郎〕
(『講談社版 カラー図説日本大歳時記[座右版]』 昭和58年)
花楓傘ふれあふもながき友
(『花句集』中村汀女 求龍堂 昭和58年)
  麦の穂を便りにつかむ別れかな  松尾芭蕉

 芭蕉の最後の旅は、元禄七年(1694)五月、まず、伊賀上野へ向かって始まった。
同行は次郎兵衛(じろべえ)
旅先で江戸の寿貞(じゆてい 次郎兵衛の母)の死を聞くのが六月。
関西各地を巡って、ついに江戸に帰ることなく、十月、大坂で門人たちにみとられて亡くなる。
「麦の穂を」は、その旅に江戸を立った芭蕉を、人々が川崎まで見送り、別れの句を交わし合った時のもの。
『炭俵(すみだわら)』には、利牛(りぎゆう 池田)の
刈りこみし麦の匂(にほ)ひや宿(しゆく)の内」、
野坡(やば)の「麦畑や出抜けてもなほ麦の中」が収められている。
 旅立つ人を途中まで送って行くならわしは、古くは『土佐日記』にも見えていて、
任期の果てた土佐の国司が、人々の見送りや小宴に名残を惜しむとろこがある。
 川崎まで見送られた芭蕉は、利牛や野坡に、ともに麦をよみこんだ餞別の句を贈られ、
芭蕉もまた麦をよみこんで留別(りゆうべつ)の句を返した。
51歳の芭蕉に、最後の旅の予感があったのかどうか。
旅に臨んで、もはや爪先(つまさき)立つことも気負うこともなくなっていた芭蕉だとしても、
麦の穂にもすがりつきたい別れの心細さだけではこの句はさびしすぎる。
そう思っていたので、「『麦の穂』に托(たく)されたあなたがたの心を、私の心のささえとしてしっかりつかむ、ということではないだろうか。
そこには連衆心(れんじゆしん)への確かめと、反芻(はんすう)と、共鳴とがあり、感謝と惜別の思いがある」という尾形仂(おがたつとむ)氏の鑑賞(『松尾芭蕉』)にはっとした。
 このような鑑賞も、芭蕉の句だけを独立させていたのではかなわない。
連衆の句とともにあって生きる句も多いのが芭蕉の俳諧である。
旅の初めの「麦の穂を便りにつかむ別れかな」と、
この旅の終りの「旅に病んで夢は枯野をかけ廻(めぐ)」を両端にして、こ
の半年の心境を想像すると、まだ蕉風を確立していない時期の、
貞徳(ていとく)、宗因(そういん)の影響下にあった初期の芭蕉がよりよく見えてくる。
(『竹西寛子の松尾芭蕉集 与謝蕪村集』集英社 1987年)

2 件のコメント:

  1. こんばんは~

    良く晴れて日差しを暑く感じました。(^-^;
    お洗濯ものがほっかほっかに乾いていました。

    >小さくて可愛い花なのにオヤブジラミ(雄藪虱)
    すごい名前を貰ったんですね。(^-^;
    ちょっとかわいそうな気がします。
    葉っぱは見かけたことがありますが、お花は初めてです。
    ひっつくオナモミのほうがまだ可愛い名前です。

    >ノビル
    以前には、酢味噌あえにして食べました。
    近頃は、住宅開発でノビルを見かけることもなくなりました。(^-^;



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    1. カイさんこんばんは(*^O^*)/
      今日は、朝から雲一つない青空が広がっていました。
      北海道では7℃で小雨が降っていると電話がありました。
      日本は広いですよね(^_-)

      草花の名前を見ていると素敵な名前をもらっている子もいるし
      ちょっとな…可愛そうだなという名前をもらっている子もいますよね…
      オヤブジラミの花は虫メガネなどでみると立派な花を咲かせていますよp(^-^)q

      ノビルは、この公園に来て初めて見ました。
      食べ方も本で調べて知ったことです。
      酢味噌和えは、美味しそうですね♪

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申し訳ありませんが,日本語だけを受けつけますm(_ _)m