2018年1月13日土曜日

日向と日影で…

今朝は、風が少し弱まったので霜が降りていました。
日向を歩いている時と、日影を歩いている時では天国と地獄の違い…
夏は日影を歩き、冬は日向を探している(^^ゞ

しじうから【シジュウカラ】
 シジュウカラ科のスズメ大の鳥。
頭、喉が黒く、顔が白い。
背は黄緑色で腰は灰青色、翼と尾は黒く、腹は白い。
わが国では全国の平地や低山の森林にすみ、市街地の庭にも姿を現す。
平安時代から〝しじうからめ〟の名、室町時代から〝しじうから〟の名で知られている。
〝しじうから〟の語原に関し、柳田国男は、〝から〟は小鳥の総称、「しじう」は鳴声としている(「野鳥雑記」)。
〝しじうからめ〟の「め」は鳥を表す接尾語と思われる。
シジュウカラの鳴声に関し、蒲谷鶴彦は、囀りはツツピーッツピーだが、
地鳴きがチ・チジュクジュクなので、地鳴きを「シジュウ」と聞き做したのであろうと述べている。
(『図説 日本鳥名由来辞典』)
いつも カワラヒワを撮していると食べかすが降ってくる…(^0^;)
スズメの觜には朝ご飯がついています(^^ )
山しばにおのれとくるふ鶲(ひたき)かな  飯田蛇笏
(『講談社版 カラー図説日本大歳時記[座右版]』 昭和58年)

この子は落ちついていますが(^_-)
 池の氷の面積が広がっていて
今朝もコサギが苦労していました。
一歩踏み出す度にスーッと足が前に行くので
恐る恐る進んでいました(^^ )
と、コサギのことを笑っていると
σ(^_^;も滑るかもしれない…気をつけなくては!!
大いなる赦(ゆる)しのごとき陽をあびて枯草光る野に涙落つ  岸野愛子
(『昭和萬葉集 巻八 復興の槌音
       昭和23年~24年』講談社 昭和55年)
藪の中からアオジが飛び出しました。
ジョウビタキに再び出会ったのですが…
すごい速さで…
追いかけっこをしていました。
どうも雄と雌で縄張り争いをしていたようです。

● ● ● ●

この鳥が元気よくヒッヒッカタカタと鳴いているのは、なわばりの宣言だ。
シベリアでの繁殖期のなわばりとは別に、日本の冬を過ごす間、
自分の食べ物を維持するためのなわばりをオスもメスも1羽ずつもつ。
春が来れば結婚するかもしれないもの同士でも、冬は互いに容赦しない。
(『鳥のおもしろ私生活』)

すごいケンカをしていたのにどうやってプロポーズするのかな?(^_-)
昨日、用水路で水しぶきが上がっているなと思っていたら
その水しぶきが当たって凍りついたみたい。

夜を寒(さむ)み 川瀬(かはせ)にうかぶ 水の泡(あわ)
  消えあへぬほどに 氷(こほり)しにけり

夜が冷えこむので、川の浅瀬に浮ぶ水泡は、
まだ消えきらぬうちに凍ってしまった。
(『金槐和歌集(旧版)』昭和56年)
今朝の父の一枚です。
σ(^_^;は、メジロに出会えなかったけど父は出会えていました(^-^)


  うれしいたよりが小鳥のうたが冴えかへる  山頭火

 昭和13年(1938、57歳)1月26日の弾んだ句だ。
「Kからうれしいたよりがあつた、ありがたや、めでたや」
 Kとは息子健のこと。
「初孫が生まれて来るさうな! 私もいよいよおぢいさんになる!」とある。
やはり健に救われている部分が大きいのだ。
「……今日はぞんぶんに飲むつもりで出かける、……久しぶりに泥酔して動けなくなり、Wさんの店に泊めて貰ふ。……」
 初孫である赤ン坊の想念が、小鳥の想念を呼び出したのかもしれない。
この句の前後には、小鳥についての記述が目立つ。
たとえば――、
「私はうたふ、小鳥と共にうたはう」
「小鳥をうつな、うつてくれるな、空気銃を持ちあるく青年たちよ、小鳥をおびやかさないで、たのしくうたはせようではないか」
「太陽と共に、――小鳥と共に。――」
 こうした小鳥についての言い方や、句のなかの小鳥とともにある弾みぶりが、
そのまま間接的ながら戦争への批判を含んでいることはすぐわかる。
しかし、自分のこととなると、かなりきつい。
いや、すこしヒステリックな印象さえある。
こんなことを書いていた。
「枯木も山のにぎはひというふ、私は見すぼらしい枯木に過ぎないけれど、
山をにぎはさないでもあるまいと考へて、のんべんだらだら生き存らへてゐたが、
もう生きてゐることが嫌になつた、生きてゆくことが苦しくなつた、
私は生きて用のない人間だ、いや邪魔になる人間だ、
私が死んでしまへばそれだけ自他共に助かるのである。
 枯木は伐つてしまへ、若木がぐいぐい伸びてきて、
そしてまた、どしどし芽生えてきて、枯木が邪魔になる、伐つて薪にするがよい。
 そこで、私は私自身を伐つた
(『放浪行乞 山頭火百二十句』金子兜太 集英社 1987年)
*太字、下線部分は強調の傍点(、、、、

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