2017年11月16日木曜日

冷たい風が吹いていたけど

 今朝は、冷たい風が吹いていて冬になったなと感じるほど


(うすづく)や老木(おいき)の柿を五六升

○舂 柿渋を採るため臼でつくこと。
「柿漆(しぶ)造る法、椑(しぶ)柿1斗蒂(へた)を取り水二升五合に和(ま)ぜて碓擣(うすづ)き、桶に盛り、(中略)二日を経て再びこれを搾る」(和漢三才図会)。
▼わずか五六升の老木の柿を臼でついて自家用の渋を採っているわびしい作業風景。
作業しているのは老夫婦か。
(『蕪村全集 第一巻 発句』尾形仂・森田蘭/講談社 1992年)
ハシブトガラスがナンキンハゼをつかんでいたので遊ぶのかなと思ったら
ナンキンハゼの実を嘴にいっぱいくわえました。
 一循環の終りの黙示紅葉照る  加藤楸邨
(『図説俳句大歳時記 秋』角川書店 昭和39年)
はらはらと飛ぶや紅葉の四十雀
(『子規句集』)
・はら「はら」はくの字点
この銀杏散られて遊ぼ散なれば  惟然
(『俳諧歳時記(秋の部)』横關愛造編 改造社 昭和29年)
巻第八(秋の雑歌) 1583
もみち葉(ば)を散らすしぐれに濡(ぬ)れて来て君が黄葉(もみち)をかざしつるかも
    右の一首は、久米女王(くめのおほきみ)

黄葉を散らすしぐれに濡れて来て、あなたの黄葉を髪に挿したいことです。
▽時雨の雨は黄葉を散らすものと考えられた。
(『万葉集(二)』)
巻第七 1121
   草
妹許(いもがり)と、我が通(かよ)ひ路(ぢ)の嫋薄(しぬすすき)
我し通へば、靡け。篠原(しぬはら)

恋い人の家へ行くとて、自分の通う路にある、なよなよと立っている薄よ。
私が行く路を妨げるな。私が行くのだから、靡(なび)いて通して呉れ。
(『口訳万葉集(上)』)
巻第十九 釈教歌 1203  
   浮かべる雲の如し    前大納言公任
定めなき身は浮雲によそへつゝはてはそれにぞなりはてぬべき 

大意―身を浮雲のようなものだと喩えているうちに、荼毗に付されて実際浮雲となってしまうであろう。
(『千載和歌集』)
冷たい風が吹いていて寒いのに
枇杷の花にツマグロヒョウモン♂がやって来ました(^。^)
父が撮影した画像の中で日記用にどれがいいと
写真を見ながら選んだのがこの一枚(^-^)
雲が面白かったそうで、
もう少し三角だと富士山に見えるのだけどな…」と(^_-)

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