2017年9月8日金曜日

雨の後で…

昨日の雨が嘘のようないい天気です。
でも雨が蒸発しようとしているためか湿度が高く蒸し暑かったです(゜o゜;)

    小西湖上にて
枯蓮(かれはす)にちなむ男の散歩かな
(『荷風俳句集』)
 みんなぬれる私もぬれる雑草
(『山頭火大全』 講談社 1991年)
あのような方も死ぬ、ということが
わたしの死を穏やかにする
あのような方が生きた、ということが
不滅のいのちを わたしに証
(あか)
(『わたしは名前がない。あなたはだれ?』)
 巻第十四 3491
柳こそ伐れば生(は)えすれ。世の人の恋ひに死なむを、如何にせよとぞ

柳はなるほど、切ったら跡から生えるが、
そういう訣(わけ)には行かない、この世界の人間の私が、
死のうとしているのをばうっちゃって、どうせよと言うのですか。
(『口訳万葉集(下)』)
ヒルガオは蕾の時に悪戯されたのかな?
なんか目が吊り上がっている(*´∀`*)

昼顔や足を洗えぬ水稼業
(『俳句で綴る変哲半生記』)
ヤナギタデ(タデ科)かな?
カナムグラ(古名「八重葎」)

 昨日、石清水八幡宮を訪ねたときに置かれていた
冊子『明治天皇と和歌』(恩賜財団平安義会 平成29年)に

 「明治天皇が京都を懐かしんで詠まれた和歌」より

八重むぐら しげれる夏のふるさとは 冬がれよりもさびしかりけり
明治神宮編 新抄明治天皇御集より引用)
  小さなる秋かたつむりみづからを曳くごとくして路上をゆくも  稲葉京子

 秋にかえった小さなかたつむりが、からだに比べいかにも大きな殻を背負い路上を這う。
そこに<みづからを曳くごとくして>の情趣が生まれるのである。
作者の目は無事を確認するまで追っていく。
(『岩波現代短歌辞典』)

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