2017年9月27日水曜日

この蒸し暑さは、雨の前触れ…

今朝は蒸し暑かったです(゜o゜;)
天気予報では、午後から雨のようです…

巻第十 2246
秋の田の穂の上(へ)に置ける白露の、消(け)ぬべくも、我は思ほゆるかも

秋田の稲穂の上に置いている露ではないが、
消えいりそうに、私は意気銷沈して、物を考えています。
(『口訳万葉集(中)』)

目が合ったカマキリ…
羽化の時に事故(羽化不全?)があったのかな?
翅がまっすぐに伸びていませんでした…
カマキリの育ち方」(動画)
ヤブマメ(マメ科)
 山家集 中 雑 1027
(うつ)り行(ゆく)色をば知らず言(こと)の葉の名さへあだなる露草の花

①②あせてゆく色はともかく。
露草(月草)の花で染めた青色はあせやすい。
(『西行全歌集』)

あだ【徒・不実】⑤はかないさま。
(『岩波古語辞典(旧版)』)
巻第四 219
  昔あひ知りて侍りける人の、秋の野にて逢ひて
  物語(ものがたり)しけるついでによめる  躬恒
秋萩の古枝(ふるえ)に咲ける花見ればもとの心は忘れざりけり

  以前知り合っていた人に、秋の野で出逢い、話をした際に詠んだ歌
               凡河内躬恒(おおしこうち の みつね)
秋萩の元の古い枝に咲いている花を見ると、
やはり以前と変わらない気持を忘れずに持っていたのだな。
◎古枝に咲く萩に以前のなじみの人(女性か)をよそえる。
(『古今和歌集』小町谷照彦 旺文社文庫 1982年)
母とゐて朝顔の蕾かぞへけり
(『句集 春雷』)
ピントが甘いので自信はありませんが、コサメビタキかな?
   葛の花むかしの恋は山河越え  鷹雨狩行

 葛は紫色の花を総(ふさ)状に付け秋の七草の一つ。
根から澱粉(でんぷん)をとり、干したのは解熱剤に用いてきた。
生活深い関係があり、大昔から親しまれてきた歴史がある。
峠に立ち葛の葉のひるがえるのを見て、思いはかつての記紀万葉時代までさかのぼったか。
 大昔には葛の太い蔓が山河の至るところを覆っていて、若い男女は採取のために集まった。
あるいは葛採りを名目に恋の花を咲かせたものだろう。
おおらかな恋であり、集まった男と女は互いに歌を詠みかわし舞踏して求愛した。
歌垣である。
恋のためなら<山河越え>もいとわないバイタリティがあった。
ひ弱な現代人から見ればまばゆいばかりの潑剌(はつらつ)たる恋だ。
(『きょうの一句 名句・秀句365日』村上護/新潮文庫 平成17年)
(母の死)
かかる日のいつかあらむとかねてよりなげけるものを今あひにけり  柳原白蓮
(『昭和萬葉集 巻三』 講談社 昭和54年)

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