2017年9月14日木曜日

風が吹かないと…

気温はそんなに高くなかったけど…
風が吹かないと蒸し暑く感じました(゜o゜;)


ながめしは野菊のくきのはじめ哉   石田未得(みとく)

廻文(下から読んでも同文となる)の部に載る。
○菊(秋の季題)を廻文でよんだ言葉遊戯の句。
(『近世俳句俳文集 日本古典文学大系92』
  阿部喜三男・麻生磯次校注/岩波書店 昭和39年)
悔いるこころの曼珠沙華燃ゆる
(『山頭火著作集Ⅳ 草木塔(自選句集)』潮文社 昭和46年)

思うて恋して叶(かな)はぬ時は 稲の葉結びしてみやれ

(略)
思いを叶えようとする呪詛に草を結ぶ習俗は、古く万葉時代からあった。
つまり、この〝草結び〟は、自分と妹とを離れないようにする心をこめた感染呪術の一である。
(略)
(『山家鳥虫歌 近世諸国民謡集』)
コバルトブルーの背中を見せて飛び去る姿がたいへん美しい。
小川や水路、湖沼の水ぎわを、まっすぐに飛んでいく。
カワセミの仲間の中ではもっとも小さく、体と比較してくちばしが長い。
枝などから魚を眺め、ねらいを定めて急降下し捕らえる。
停空飛翔
(ていくうひしょう ホバリング)をしたあとにダイビングをする姿が見ものだ。
カワセミの名は、ひなの鳴き声がセミの声に似ているところからつけられたという。

(『田んぼの生きもの おもしろ図鑑』)
父の田舎(徳之島)では、カワセミもアカショウビンもよく見かけたと話していました。
  わが息(いき)を芙蓉にたとへますな十三弦をひと息に切る。  山川登美子

登美子の短い生涯を暗示する芙蓉の風である。
(『岩波現代短歌辞典』)

しろ百合の君 山川登美子」(山川登美子記念館)
手を合わせて祈っているのかな(o^^o)

巻第十五 3677
秋の野を匂はす萩は咲けれども、見るしるしなし。旅にしあれば

秋の野をば、美しく見せる萩は咲いているが、
自分は旅にいるので、見ていても、そのかいがない。
(この歌は、一見平凡ではあるが、いわゆる只事歌の優れたもので、
却って、興奮した感情を叙(の)べたものよりは、優れている。佳作。)
(『口訳万葉集(下)』)
 巻第二十 4392
天地(あめつし)のいづれの神を祈らばか愛(うつく)し母にまた言問(ことと)はむ
  右の一首は、埴生郡(はにふのこほり)の大伴部麻与佐(おほともべのまさよ)

天地のどの神様に祈ったら、恋しい母にまた言葉をかけられるだろうか。
▽初句の「つし」は「つち」の転。
第四句の「うつくし」は肉親や小さなものへの愛情を表す。
壮年の防人が年老いた母親を思う歌であろうか。
(略)
(『万葉集(五)』)

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