2017年8月13日日曜日

盆入り

 (光源氏)
空蟬うつせみの身をかへてける木の下もとに猶人がらのなつかしきかな
(『源氏物語(一)』「空蟬」)

かまきりよお前も虚勢張っている  越村枯梢
(『川柳歳時記』奥田白虎編 創元社 昭和58年)
アブラゼミを狙っているの?
無理だと思うな(*´∀`*)
盆花ぼんばな
 盆行事で精霊に供える草花。
種類は所によって異なり、女郎花
おみなえし・桔梗ききょう・みそ萩・萩・山百合
そのほかの一種類または数種類を、ボンバナ・ショウリョウバナ・ホトケグサなどと呼んで用いている。

早くは七日にとってきて枯れないように保存しておく所もあるが、
多くの土地では盆の十三日の朝かその一日二日前に用意している。

草市(盆市)で買い求めたり、近年は店で造花などを買い整えることも多くなったが、
かつては一般に、野山から採ってくるべきだとされていた。
しかも採ってくることをわざわざ迎えてくるといったり、

採る場所が厳重に決められていたり、
このときに精霊迎えの盆道作りをしたりする例が少なくない。

このことから、単に供えるためのものではなく、
本来は精霊迎えの依代よりしろだったのではないかと考えられている。
その点、盆花は正月行事の門松や若木に対応するものである。
盆が終わると、盆棚に敷いた真菰
まこもなどと一緒に水辺や道の辻などに納められる。
(『三省堂 年中行事事典(旧版)』)
ひと夏を生きる確かな蟬の声  中島和子
(『川柳歳時記』奥田白虎編 創元社 昭和58年)
ピントと露出が合っていないので???ですが、ギンヤンマかな?
ここしばらく母さん鳥の姿は見られません。
もう立派な羽で飛べるはず!
今日は盆の入りで迎え火ですね。
いつの世も禱いのりは切や百日紅  中村汀女
(『講談社版 カラー図説日本大歳時記[座右版]』 昭和58年)
 暑い日に母さんが父さんとよく歩いていた道。
木影が多く、土道が続きます。
今朝は、汗の出方が違いました。
時々、母さんが風を送ってくれていると思いました(^-^)
のぎくわたしよりほかおもうものないおまえの日である
(『原爆句抄』)

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