2017年7月20日木曜日

風がなによりのご馳走です(o^^o)

巻第二十 釈教歌 1947
  家に百首歌よみ侍りける時、五智の心を妙観察智  
            入道前関白太政大臣
底清く心の水を澄まさずはいかが悟りの蓮はちすをも見む

底まで清く心という池の水を澄まさなければ、
どうして美しい蓮の花が咲く(妙観察智に到達する)のを見ることができようか。
 ○五智 
密教で、仏の備える五種の智慧。(略)
妙観察智は存在の諸相を正しく捉え、仏教の実践を支える智。
金剛界の五仏のうち、西方の阿弥陀如来が配され、蓮華智ともいう。
(『新古今和歌集<下>』)
今朝も気温が高いですが、梅雨があけたおかげか
時おり吹く風が涼しくてなによりのご馳走でした(o^^o)
母鳥と同じくらいに大きくなりましたね。

 水面に浮いたり、水べの地上に立ってたり伏せたりして休み、
湿った地面や水面を、くちばしをぐちゃぐちゃ開閉しながら移動してえさをあさるが、
水上で逆立ちして水中のえさをとることもある。
 飛び立つ時には助走しないで水面からまっすぐ舞い上がり、
くびを前に伸ばし速いはばたきで直線的に飛び、
群れが長距離を飛ぶ時には隊列を組む。
グェーグェーと鳴く。

(『自然観察シリーズ[20]<生態編>バードウォッチング』
      高野伸二 小学館 昭和58年)
チョウトンボ トンボ科
(大きさ)32~41mm (時期)6~9月 (分布)本州から九州、種子島
大きなはねで、チョウのようにヒラヒラ飛ぶトンボ。
平地や丘の池や沼で見られるが、最近は数が減った。
羽化後はまわりの林でくらす。
雌が1匹でホバリングし、腹先で水面を打って産卵する。

(『ヤマケイジュニア図鑑② 昆虫』)
母さんは、散歩が終り
駐車場で車に乗ると「ホッとする」と言っていました。
歩き疲れたのだろうな車の中でうとうとしていました。
毎日、僕のために頑張ってくれていました。
 巻第七 1255
   臨時(*)
鴨頭草つきくさに心ぞ染める。
君が為、斑
まだらの衣摺らむと思ひて

この著物(きもの)は、あなたのために、色々な色に摺り混ぜようとて摺ったところが、
つい露草の色が、私の著物にもしみついてしまいました。
(女より男へ。始めはただ、親切にしていたのだが、恋愛に移って行ったのをいう。)
(『口訳万葉集(上)』)

*)臨時
▽「時に臨(のぞ)みき」の題はここだけ。
折々に作られた歌を集めるか。
(『万葉集(二)』)
日ざかり赤い花いよいよ赤く
(『山頭火著作集Ⅳ 草木塔』潮文社 昭和46年)

○ ○ ○ ○

父さんが僕たちのリクエストに応えて高菜の漬け物を炒めてくれました。
ただ、高菜の漬け物を刻んで、油で炒めただけのものです。
でも、僕たちには懐かしい味です。
昔、日曜日の朝の定番でした。
日曜日の朝は、寝坊をして、高菜の漬け物をご飯の上にのせて食べていました。
トイレも炊事場も共同の四畳半一間のアパートで
貧しい暮らしをしていましたが、住民同士仲が良く、温かなつき合いでした。

今の子どもたちは、あまりにも物が豊富にあり、満たされている(?)ので
何が欲しい?、何が食べたい?とたずねられた時に即答できるのだろうかな?

あの頃の僕たちがご馳走だと思っていたのが、普段の食卓に出ているのですから。

2 件のコメント:

  1. こんばんは~

    >今の子どもたちは、あまりにも物が豊富にあり、
    自分が育ってきた頃と、今の子供たちの育つ環境が違うのは当たり前の事なのですが。。。。

    ばっちゃん価値観を勝手連で機会あるごとに話しています。
    巷の話題にグルメがあふれていても、普段の食事を美味しく残さずに食べてもらいたい。
    豊かにモノがあふれていても、あるものは大事に使う気持ちを持ってほしい。etc

    年寄りになっています。(^-^;


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    1. カイさんこんばんは(*^O^*)/
      >ばっちゃん価値観を勝手連で機会あるごとに話しています。
      大事ですよね!
      今の子どもたちと環境が違い、世の中の仕組みが大きく変わっています。
      でも、根っこの部分は、一緒だと思います。
      「いただきます」の言葉の中に「命をいただく」ことへの感謝があるのですから!
      そして、目には見えないけど、食卓に届くまでに多くの人達の働きがあって
      生産者でない私たちが食事を食べることができるですから!
      夏休みにお孫さんと一緒にお庭の野菜などを収穫するのもいいですよね(o^^o)

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