2017年4月3日月曜日

一気に春がやって来ました♪

 【万葉集の桃】
 桃は中国原産の果樹。
古く中国では邪気を祓う霊力があると信じられていた。
『古事記』には黄泉国から逃げてきたイザナギノミコトが、
境界の坂まで追いかけてきた軍勢に桃の実を投げつけて撃退するという神話が残されているが、
万葉集にはそのような歌はない。
巻十九の巻頭歌

  春の園 紅にほふ 桃の花 下照る道に 出で立つ娘子 (4139)

は、大伴家持作歌の中でも「越中秀吟」と評せられる一連の歌の代表的作品である。
この「桃」の表現については漢詩の受容を中心として芳賀紀雄が詳細に論じている(『万葉集における中国文学の受容』)。
「桃」を題材にした歌は万葉集に六首残るが、桃の花を詠んだものは家持作歌に二首残るだけである。



 そのもう一首は、同じく巻十九の、

  桃の花 紅色に にほひたる 面輪(おもわ)のうちに 青柳の 細き眉根を……  (4192)

である。
この歌においても紅の桃の花は、娘子の若々しい容貌と重ね合わされており鮮烈な視覚的印象を与えている。
 ところで桃花は、平安時代の『古今和歌集』をはじめとする勅撰和歌集ではほとんど詠まれていない。
また、詠まれたとしても春景の中の艶やかな娘子になぞられえる歌は残っていない。
それゆえ、「紅にほふ桃」と「娘子」は、万葉集巻十九の中でのみ花開いた初恋のように、
ひとときの煌(きら)めきを残して和歌史から姿を消したのである。 (橋本雅之)

(『NHK日めくり万葉集vol.3』)
   蜂花に入りて落ちけり赤椿   牛 眠

…(略)…
椿の花に限って、俳句の方では散るといわずに落ちるという。
これはよく椿の花の性質を現わしたもので、あの大きい花が、
一弁(ひとひら)ずつ散るというようなことなしに、ボタリと落ちる、
其処(そこ)に他の花にない趣があるのである。
…(略)…
(『俳句はかく解しかく味う』)
ヒヨドリが嬉しそうな顔をしていますが、
桜の花が美味しかったようです(´∀`)
 いたづらに過(す)ぐす月日(つきひ)はおほかれど花みてくらす春ぞすくなき

〔現代語訳〕
なにもしないでぼんやりと過ごす月日は多いのですが、花を見て暮らす春は、まことに短いものです。
(『和漢朗詠集』)
梅の花が散って…
 みの虫の古巣(ふるす)に添ふ(う)て梅二輪
(『蕪村俳句集』)

垂れ桜がソメイヨシノよりも早く七分咲き?ほどになっています。
歩いていると、ツバメに出会いました♪
撮したかったけど、ピントを合わせることができませんでした(T^T)
明日が、七十二候の「玄鳥至(つばめきたる)」です(o^^o)
ソメイヨシノに顔を突っ込んでいるのは…
花粉でメジロの嘴が黄色くなっている(*゜∀゜*)
花のみつをすうときに、体に花ふんがついて、
おしべからめしべへ、じゅふんさせる役目をしています。
(『ポケット版 学研の図鑑⑤ 鳥』2002年版)
シジュウカラ♂が歌っていました♪

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
夕食の介助に父と妹と三人で出かけました。
今日の母は少し機嫌が悪かったのですが(微熱や腰痛などなどで)
それでも少しずつ食べてくれましたp(^-^)q
食欲のない母を食べさせようとするのですから(*´∀`*)
いろいろ文句を言われていますが
子どもの頃や反抗期のσ(^_^;に比べれば可愛いものだと思います(^^ゞ

2 件のコメント:

  1. こんにちは~=^_^=
    枝垂れ桜って綺麗ですよねぇ
    私も大好きです。
    メジロさんも可愛いし癒されますね。

    お母様ご機嫌ななめでしたか・・・
    そんな時もありますよね
    何だかんだ言っても少しでも食べてくれると
    嬉しいですね。

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    1. 蘭☆☆さんこんばんは(*^O^*)/
      垂れ桜の中に入るとまるで滝のように降ってくるような感じがしますよね(o^^o)
      メジロは意外と街中でも見かけることができます
      メジロの甘えたような声を一度聞くと忘れられないですよ(^_-)

      ズーッとベッドに寝ているのですから
      機嫌よくというほうが無理な話だと思います
      今日は、少し食べてくれたので父も喜んでいました(^_^)b

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申し訳ありませんが,日本語だけを受けつけますm(_ _)m