2017年1月10日火曜日

梅に鴬ですが(^^ゞ

 9~11日は「十日戎」ですね(^-^)

 エビス(夷,恵比須)は,日本固有の生業の守護神に起源する神といわれ,
コトシロヌシノカミ,蛭子
(ひるこ)と習合して普及した。
 エビスの名は,異国人の意味で,エビスが外から訪れる神とされたことに由来する。
エビスが山の神,田の神と習合した例もあるが,とくに漁民との結びつきが深く,
豊漁の神であるとともに,海中から出現する神,漂着する神として信仰された。
クジラ,サメ,イルカをエビスとよんだり,
釣具の浮子や身元不明の水死者をエビスとよぶ地域が全国的に分布しているのも,
エビスの複合的な性格を示すものであろう。
 エビスの信仰は,海辺の漁村から内陸に及び,
畿内では摂津国の広田社の末社夷
(えびす)社が西宮社に発展し,エビス信仰の中心となった。
室町時代には,エビスは現世利益神,福神として信仰されるようになった。
漁業の神にふさわしく,タイを抱えて釣竿を手にしたエビス顔の神像も,室町時代に定型化された。
手工業と商業がめざましく発展し,日明貿易が活発化した室町時代には,
都市を中心に福神信仰が流行し,エビスと大黒天(大黒)を一対の福神とする信仰が普及した。
 エビス,大黒の信仰は,民間では大黒の札を配り,
大黒舞を持ち歩いた遊行の芸能集団と,
陰陽師系の遊芸であるエビスまわしの活動によって普及し,
家にエビス・大黒をまつる風習が一般化した。
家屋の主柱を大黒柱とよぶのも,柱にエビス・大黒を祀ったことから来ている。
江戸時代以降,エビスは商業の神として都市で信仰されるようになり,
商家では,正月または十月の二十日にエビス講をひらいて
エビスをまつる風習がさかんになった。
(『日本宗教事典』)
カラス,烏といいますが,よく出会うのは2種類です。
こちらはデコが特徴のハシブトガラス
白目をむいているのではなくて

眼球を保護しているまぶたはふつう上下のまぶただけですが,
鳥には三番目のまぶたがあります。
この三番目のまぶたは〝瞬膜(しゅんまく)〟とよばれて
人間の眼では内側のすみに痕跡として残っています。
瞬膜は半透明な膜で,くちばしから耳に向かって斜めに横切って閉じます。
疑いなく瞬膜は眼の表面をきれいにし,保護する役割を持っています。
別の表現でいえば,瞬膜はビルトインされたサングラス,ゴーグルあるいはアクアマスクです。
それは太陽からの直射や水面からの反射光のぎらぎらを減光し,風から眼を守り,
潜水性の鳥のとっては水中での遊泳を助けるしくみです。
ほとんどの鳥はこの瞬膜でまばたきをします。
このまばたきは目の大きいフクロウなどでよく観察されます。
ハトその他,二,三の鳥は全部のまぶたでまばたきをします。

(『鳥についての300の質問』A&H・クリュックシァンク著
     青柳昌宏訳 講談社ブルバックス 昭和57年)
今日から学校は3学期がスタートしたようですし
仕事始めの人も多かったのではないでしょうか?

地下鉄の口に吸われてゆくかげにわれ踏み入りて消息をたつ
歌集 方代』)
   東方人

冬の朝の
晴れた光をみると楽しくてならぬ。
早う起き出でて
けふも己れのいのちがあつたことを
ふりかへられてならぬ。
そのいのちの羽ばたくを
冬の朝にはわけて感じられる。


朝日は金にかがやいてゐる
それの姿をみると小さな仏のやうに
(まぶた)の裏に映つてくる。
うそや偽りではない。
東方のわれらの国の老人はみな日を拝んで
一日の吉凶をことほぐやうに
わたしの心にもその礼拝心が起つてくるのは
心すでに老いたるものであらうか、
いや、それよりも心は既
(も)う静謐(せいひつ)の齢を重ねたのであらう。

早う起き出でて
そして冬の朝の中に浴しよう。
小鳥がそのいそいそした心でいつも浴するやうに

(『日本の詩歌15 室生犀星』中央公論社 昭和43年)

興味のある方は『高麗の花:詩文集
(40~41/118 国立国会図書館)をご覧ください(*^O^*)/
鳳凰(ほうわう)も出(い)でよのどけきとりの年  松永貞徳

新しい年は酉年で,いかにものどかであるから,
めでたい鳥である鳳凰よ,出てきてくれの意。
春ののどかな様子に,聖代(せいだい)の吉兆とされる美しい鳳凰の連想が
新年のめでたさをことさらに感じかせる。
「とりの年」ということで「鳳凰」を思いおこしたもの。
季語は「のどけし」で春。
「とりの年」といっていることで,新年である。
(『近世俳句俳文集 日本古典文学全集42』
     栗山理一他校注・訳 小学館 昭和47年)
アオジ♀が朝ご飯を探していましたp(^-^)q
10日には,このような行事もあります
 「会津の十日市 初春を呼ぶ縁起物」(動画)
一瞬の出会いでピントも露出も合わせられなかったけど
ウグイスが止まっていたのは
梅の木(別の梅ですが(^^ )…)
この時期,ウグイスは「ホーホケキョ♪」とは歌いません(^。^)
ところで鴬餅の原型とも言われる
本家菊屋「御城之口餅」の色は鶯色に近いのですが…
よくみかける「うぐいす餅」にメジロ色が多いですね(^ー゜)
花びらのちらりと小さき寒ざくら  石原舟月
(『講談社版 カラー図説日本大歳時記[座右版]』 昭和58年)
もう冬空、忘れられてあるざくろの実
(『山頭火大全』 講談社 1991年)
午後からは,心臓リハビリ始めでしたp(^-^)q
初めにセラバンド(自転車のチューブより柔らかい)で筋トレp(^-^)q
トレッドミルで30分間の歩行距離は2.41km。消費カロリーは146kcalでしたp(^-^)q
トレッドミルの隣にあるのが,斜面台(チルトテーブル:起立練習の補助に使われます)
昔,養護学校に勤務していたときは無骨な姿でしたが,
機能面で格段の向上が見られますね!

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