2016年12月28日水曜日

冷たい風が吹いて…

門口に掃く芥(ごみ)もなし空(から)つ風
(『決定版富田木歩全集 全壱巻』新井声風編著 世界文庫 昭和39年)
モズ♂は忙しそうでした…
コサギが脚を振るわせて池の底の昼ご飯を探していた。
脚を振るわせていたのは水が冷たいからではありません(^^ )
 (「ものおちついた冬のまち」より)

むなしいほど 
すんだ冬の日
とくべつにさむいともおもわぬ

(『八木重吉全詩集1』)
モズ♀

冬鵙の叫喚ははげし椅子さむく故郷喪失していしわれに
(『寺山修司全歌集』沖積舎 昭和58年)
鳥の羽(は)のひさしにさはる寒(さむ)さ哉
(『古典俳文学大系15 一茶集』
    丸山一彦 小林計一郎校注者 集英社 昭和45年)
強風にメジロが藪の中に避難して空を見上げていました。
昨日,ギックリ腰になってしまったので,
今朝の寒さは腰痛に影響するなと
午後からやってきましたが,気温が上がらない…
今日は,行動食として草餅(^。^)
思い出の餅は吉野の蔵王堂前にある萬松堂の草餅です(^_^)v
今日は,できるだけ土道を歩くようにしました。
というのは,山を歩いていた時に舗装された道を歩くと
膝や腰が負担がかかっていました…(~_~;)
シジュウカラ 四十雀 シジュウカラ科 全長約14.5cm
 スズメくらいの大きさで,黒い頭とネクタイ,
白いほお,翼の白い1本の帯が目立つ。
ほおが白いのでホオジロとよく間違われる。
ネクタイの太い方がおす。
 幼鳥は下面に黄色味があり,ネクタイは細い。
全国の低地から山地の林に留鳥としてふつうにすみ,
市街地の公園や庭など,木のある所でも繁殖している。
身軽に行動し,枝に先にぶら下がったり,幹にたてにとまったり,
地上で枯葉をのけたりしてえさを探し,昆虫,クモ,木の実等を食べる。
 樹洞にこけで巣を作るが,巣箱,ブロックべいの穴,
伏せてある植木鉢等も利用することがある。
 秋から冬には数羽から数十羽の群れを作って林の中を移動し,
他のカラ類やエナガと行動を共にしていることも多い。
チッ,ツッ,ツッチー,シーシーチー,チッチッチチュカラ,
ジュクジュクジュク等,いろいろな声を出し,
ツーピー,ツーピー,または,ツツピーツツピーとくり返してさえずる。
 その名が始終空(しじゅうから)に通じるところから,
庭に巣を作ると財産がなくなると言ってこの鳥をきらう地方がある。

(『自然観察シリーズ[20]<生態編>バードウォッチング』
       高野伸二 小学館 昭和58年)
エナガの群れに遭遇♪

短いくちばしで虫の卵や樹液をつまみとる。
冬の間カラ類と一緒に行動していたエナガは、
春まだ浅い2月頃、もうシジュウカラたちとお別れして、巣づくりを始める。

(『鳥のおもしろ私生活』)
日あたりをほづ枝わたりに小鳥かな  阿波野青畝
(『図説俳句大歳時記 秋』角川書店 昭和39年)
ほつえ【上枝】〔雅〕〔「ほ」は秀,「つ」は雅語の助詞で「の」の意〕上の枝。←→下枝(シズエ)
(『新明解国語辞典<第四版>』)

上枝というよりも下枝ですが(^^ゞ