2016年12月19日月曜日

暖かいと言うよりも暑いくらい…

今朝は,午後2時頃にやって来ました…
午前中は,母が口には出さないけど
必要としているだろうなと思う物を妹と探しに行きました。
父もKazeも男では,気がつかない必要品を妹が探してくれました。
山茶花(さざんくわ)の時雨の亭(ちん)の片びさし  池西言水(ごんすい)

静かな冬の日,あずまやには幾度か時雨が降りかかり,
その片庇(かたびさし)には山茶花の花がこぼれている、の意。
「亭」は小さなもので,その「片びさし」に落ちこぼれているということで,
山茶花のひそやかな咲きぶりがうかがわれる。
しみじみとした静けさがよくとらえられている。
季語は「山茶花」で冬。
(『近世俳句俳文集 日本古典文学全集42』
     栗山理一他校注・訳 小学館 昭和47年)
江戸時代末期に来日したスウェーデンの植物学者ツンベリーがヨーロッパに紹介して以来,
欧米でも広く庭木として裁植されるようになった。
ヤツデの花は初冬に咲く。
白い小さな花が球状に集まり,
さらにそれがたくさん集まって全体として円錐形の穂をつくるが,
雄しべと雌しべが成熟する時期がずれることによって同花受粉を避ける仕組みになっている。
まず雄しべが伸び花粉が出るころ,
花弁の間の花床という場所から蜜が分泌され,
その花粉や蜜を求めてハエやアブなどが集まってくる。
この時には,その花の雌しべは,まだ花粉を受ける準備ができていない。
花が咲いて数日後に白い花弁と雄しべが落ちる。
そのあとさらに数日して雌しべの花柱が伸び,
受粉の態勢ができたころ再び花床から蜜が出て昆虫がやってき,
他の花の花粉を運んで柱頭につけてくれるのである。

(『四季の博物誌』荒垣秀雄編/ 朝日文庫1988年)
小鳥(ことり)來る音うれしさよ板びさし  蕪村

板びさしをふむ可憐な小鳥の足音に心ときめくさま。
孫庇は母屋の庇の外にさらに出しそえた庇。
(『蕪村集 一茶』
    暉峻康隆 川島つゆ校注者/岩波書店 昭和34年)
 渡り鳥は,どうやって渡る方向がわかるのか
■複数の方法を用いて精度を増す
 多くの鳥では,その方法を複数使うことによってさらに精度を上げていると考えられています。
 しかし,渡り鳥の中には毎年,驚くべき精度でピンポイントで同じ場所に帰って来る鳥もいます。
そうした渡りをするには,これまであげたようなナビゲーションだけでは難しいのです。
考えられるのは,彼らは最後の目的地付近のかなり正確な
地図情報を持っているのではないかということです。
そうでなければ,ピンポイントで帰ってくることができません。
 最新の研究では,渡り鳥は次のような3段階ほどの過程を経て
渡りを行っているのではないかと考えられています。
 まず1段階目は,太陽や星によって,大まかな方向を知り,
また,距離と時間に関するプログラムによって,だいたいの場所まで到達します。
目的地に近くなると2段階目として磁気を利用した地図情報を使って数キロのところまで進みます。
最後に3段階目として,視覚による地形や環境の手がかりによって最終地点に到着するのです。
 しかし詳しい仕組みは,これからの研究を待たなければならないようです。

(『ポケット図解 鳥の雑学がよ~くわかる本』)
秋やまのもみぢはすぎぬいまよりはなにゝよそへて君をしぬばむ   良寛

▽秋の山を美しく飾っていた紅葉も散ってしまった。
これからは一体何にたとえて貴方をなつかしんだらよかろうか。
(『近世和歌集 日本古典文学大系93』
    高木市之助・久松潜一校注/岩波書店 昭和41年)
  あの遠き低きあたりの尾根道に君が祈りたるこの花すすき  馬場あき子

 引用歌のようにまっすぐに伸びた茎は青春の初々しさも連想させ,
清涼感に溢れた光景を演出する大らかさも蔵している。
(『岩波現代短歌辞典』)
かるがも【軽鴨】
 カモ科の鳥。
子が危険にさらされると擬傷(ぎしょう)をする習性がある。
日本では留鳥として夏にも見られるのでナツガモともいう。
羽の色が黒みがかっているのでクロガモとも呼ばれ,これがカルガモに転じたといわれる。

(『動植物の漢字がわかる本』加納喜光/山海堂 2007年)
今日は,短時間で回ったこともあったけど
気持ちが落ち着かないと写真を撮る余裕がないなと思う…