2016年12月18日日曜日

霜が降りた朝

しも【霜】
白く一面に氷結した霜は清浄と決意の感覚を目ざめさせる。
「初霜」「夕霜」「霜枯れ」「霜どけ」など霜の成語は夥しい。
『万葉集』の
(あま)飛ぶや雁のつばさの覆羽(おほひば)の何処(いづく)漏りてか霜の降りけむ
をはじめとして多くの歌に詠まれている。
凜烈で壮絶な気分を喚起する物象として機能している。
(『岩波現代短歌辞典』)
(「幼き怒り」より)
はるかにも しづかなる ほがらかさのなかに
小鳥の声が彫られます
わたしの ふるへるこころが 彫られます
これは 朝です
かなしいことをかんがへてねむった そのあさです

(『八木重吉全詩集1』)
なんか脱力しているようなシロハラの後ろ姿(^^ )
 巻第五 秋歌下 546
  紅葉見にまかりてよみ侍りける   前大納言公任
うちむれて散るもみぢ葉を尋ぬれば山路よりこそ秋はゆきけれ

連れだって散るもみじを求めて来ると,秋は山路を通って帰っていったのだなあ。
○うちむれて 花見や紅葉見などで人々の示す行動をいう。
(『新古今和歌集<上>』)
 八つ手を包み込んでいるみたい(^。^)

 ほれぼれと日を抱く庭の落葉哉  桜井吏登(りとう)

めずらしく暖かい初冬のころのある日,日ざしは庭のなかを照らし,
散りしいた落葉は一枚一枚がよく乾いて日のにおいをたっぷり含んでそりかえっている。
小さな庭のほれぼれとたいせつな日ざしを抱いているようだ,の意。
「日を抱く庭」に,冬の暖かい日ざしをいつくしむ気持がよく表われている。
季語は「落葉」で冬。
(『近世俳句俳文集 日本古典文学全集42』
    栗山理一他校注・訳 小学館 昭和47年)
(ほれ「ぼれ」は踊り字)
ヌーッと顔を出したのは…

日向でポリポリして気持ちよさそう(^▽^)
鷺の仲間でもっとも大きなアオサギ
コサギが並ぶと大きさの違いが分かりますね(^。^)
繭の中に入るイラガ(別名デンキムシ)を駆除しようとしてくれているp(^-^)q

メジロが口をあけているのは,空中の小虫をパクッとしているのかな?

クヌギのドングリの加害虫を調査中です!
コゲラに出会いました♪
うっすらと赤いリボンが見えるので男の子です(^-^)
コゲラもクヌギのドングリを調査中(^。^)