2016年12月17日土曜日

一気に…

ポツンと一つだけ残っていたのは形がへんだけど,それでもリンゴです( ^-^)

  赤い林檎

林檎をしみじみみてゐると
だんだん自分も林檎になる

(『山村暮鳥全詩集』 彌生書房 昭和39年)
モモの実が殻にだけなったけど離れられない仲なんだ(^^ )

 「モモの種子-中学」(動画)
木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ  加藤楸邨
(『日本の詩歌30』)
   芒
           西条八十


芒の中に
見いでしは
丹塗
(にぬり)の小櫛(をぐし)
きみが髪。

芒の中に
たづねしは
古く、悲しき
昨日(きそ)の唄。


芒をいでて
仰ぎみる
濃青
(こあを)のみ空
白き雲。

(『日本の詩歌17』中央公論社 昭和43年)
みんな旅立ったのに…

南天の赤さへ悔いる二日酔い  谷川宗松
(『川柳歳時記』奥田白虎編 創元社 昭和58年)
何を見つめているのかな?アオジ
 不審者に気がついたかな(^ー゜)
みちばたのひなたの落葉かき敷きて憩ふとはすれど心おちゐぬ
(『若山牧水歌集』)
    山茶花 

寒い日だ
山茶花のおほきな木が
いっぱい花をつけてゐる
美しく気を張ってゐるのだらう

(『八木重吉全詩集1』)
冬紅葉冬のひかりをあつめけり  万太郎
(『最新俳句歳時記 冬』山本健吉編著 文藝春秋社 昭和46年)
ガマのたね」(動画)
午前中は,母の通院を父と妹といっしょに付き添ったので
午後からやってきて行動食はミカン(^-^)
(ひよどり) 鵯(ひよ)・白頭鳥(ひよどり)・ひえどり
【解説】燕雀目ヒヨドリ科の中型の鳥で,一年中,内地にいる。
晩秋には多く平地におりてくる。
柿の木などを姦(かしま)しく鳴きたてながら鵯の群が襲うのをよく見かける。
あまり美しくない灰色の体色であり,頬の辺に臙脂(えんじ)のくすんだ斑点があるが,注意してい見ないとよくわからない。
体は派手ではないが,声は甲高くピイヨピーヨとなくので,すぐ鵯とわかる。
鳴きながら,波状をなして翼をひきしぼるように飛ぶのが特長で,その時,体は紡錘形に見える。
椿や青木の実を好み,春や椿の蜜も吸う。

(『カラー図説 日本大歳時記[秋](旧版)』昭和57年)
モズ♀,ピントを合わせる間もなく…
 このタネは…
ツルソバ(タデ科)
青空が広がっていたのに一気に黒い雲が覆ってしまった…
いつしかとあをじが来鳴く梅の樹の骨(ほね)あらはれて秋くれむとす  伊藤左千夫
(『短歌歳時記』近藤芳美監修 長谷部淳編著 桜楓社 昭和58年)
エナガに出会えました♪

小鳥らに逡巡はなし四方の澄  佐々木有風
(『図説俳句大歳時記 秋』角川書店 昭和39年)