2016年11月18日金曜日

青空が広がっていましたが…


よらで過(よぎ)る藤沢寺のもみぢ哉

[訳]立ち寄らずに過ぎ去った,藤沢寺の紅葉の美しさよ。
[語]藤沢寺―相模国(神奈川県)藤沢の時宗総本山清浄光寺。通称遊行寺。
遊行上人一遍の開基,代々他阿弥陀仏の別称を用いた。
[解]何ものにも心をとどめない遊行僧にならって,
紅葉の美しさにも立ち寄らずに過ぎて行く美学。
(『蕪村句集 現代語訳付き』)
今朝も雲一つない青空に月が浮かんでいました(o^^o)
地にかへる落葉のごとくねむりたるかなしき床に朝の月さす
(『若山牧水歌集』)
濃く薄く酔(ゑふ)て戻るやまみぢ狩

○濃く薄く 「紅葉」の縁語。酒の酔い。
(『井月句集』)
今朝もエナガに会えました♪
目が合った(*゜∀゜*)
メジロが水浴びをしていました(^。^)

小鳥いそがしく水浴びる朝日影
(『山頭火著作集Ⅰ あの山越えて』大山澄太編/潮文社 昭和47年)
水浴びの仕方は,鳥の種類によって様々です。
シジュウカラやホオジロなどの小鳥や
ハト類,カモメ類などは足の届く浅い水に入って,
バシャバシャと体を震わせて入浴します。
生きることは一と筋がよし寒椿  五所平之助
(『カラー図説 日本大歳時記[冬](旧版)』昭和57年)
銀杏落葉に転って束の間少年に
(『俳句で綴る変哲半生記』)
ひとあらぬ美濃にコスモス吹かれけり
(『しづ子』)
植えて見よ
花のそだたぬ里はなし
心からこそ
身は癒
(いや)しけれ
(『良寛さんの うた』)
 来た時は雲一つない青空で淋しいなと思いましたが…
夕方,妹が先日,歯を入れた後,調子が悪かったので
急拠,診て頂きました。
治療後,買い物に行き空を見上げると

   雲
    
くものある日
くもは かなしい
くもの ない日
そらは さびしい

(『八木重吉全詩集1』)