2016年11月10日木曜日

冬空ですね…

キツツキの特徴といえば,木に垂直に止まる姿です。
コゲラも小さいといえキツツキですから,もちろんできます。
足もそれができるように,スズメなどと違い,
対趾足(たいしそく)とよばれる構造をしており,
前に2本,後ろに2本の指で,がっちりと止まれます。
もちろん,そのまま,木を叩く動作もします。
ただし,大型のキツツキよりも弱々しいものです。
大型のキツツキがタラララララララララと,
大きな音をたてて1.5秒くらい叩くのに対して,
コゲラは,コココココと音も小さく,叩いている時間も短めです。
それでも,0.5秒の間に10回くらいは叩いています。 

(『身近な鳥の生活図鑑』)
曇り空で気温が低かったので
母は,散歩に出るのをしぶりましたが
がんばって一緒に来てくれましたp(^-^)q
少年の影刻明に四十雀  飯田龍太
(『図説俳句大歳時記 秋』 角川書店 昭和39年)
秋山を わが越えくれば たまぼこの 道も照るまで もみぢしにけり

秋の山道をたどり私が越えてくると,
道を赤く照らすまでに山の木々は紅葉になったことよ。

「たまぼこの」は「道」の枕詞。
この歌は良寛が実際に紅葉の山道を歩いた印象を詠みとめた属目(しょくもく)の歌で,
すがすがしい感じがある。
(『良寛 旅と人生』)
皇帝ダリア(キク科ダリア属)
飛んでった…

エナガの口を見ると本当に小さいなと思います(^-^)
鴨 かも
[名前の由来・文化] 「かも」の語源については,
「浮かぶ」が「うかむ」→「かむ」→「かも」となった。
あるいは雁がもとで,「がん」→「かむ」→「かも」となったなど諸説ある。
カモ類は「かも」の名で奈良時代から知られているが,
そのなかで,コガモ,トモエガモ,オシドリ,アイサ類はすでに区別され,
「たかべ(コガモ)」,「あぢ(トモエガモ)」,「をし(オシドリ)」とよばれていた。

(『俳句の鳥・虫図鑑』復本一郎監修 成美堂出版 2005年)
脚を垂れ鷺とべりけり男とふ鬱悒(いぶ)せき性を思ひゐしとき  高野公彦

 鶴と異なり,鷺の飛翔は優美ではない。
沈黙,憂鬱を象徴する,無様な飛翔の姿は下の句の男性心理と照応し笑いを誘われる。
(『岩波現代短歌辞典』)

 【鬱悒】ウツユウ=鬱邑。
{鬱紆 ウツウ}心がむすぼれて,気持ちがはればれしないさま。
(『新版 漢字源 (改訂新版)』 1984年)
山しばにおのれとくるふ鶲かな  飯田蛇笏
(『俳句の鳥・虫図鑑』復本一郎監修 成美堂出版 2005年)
アイシャドウ(過眼線)がクッキリ見えているのでモズ
貧乏のどんぞこで百舌鳥がなく
(『山頭火大全』 講談社 1991年)
もみぢせる諸木がなかに銀杏葉のこのゆたかさのをしくおほゆ  土田耕平
(『植物歳時記』)

踏切より径は下りの秋桜
(『しづ子』)
冬空でしたが,あまり風が吹いていなかったので助かりました(o^^o)