2016年10月29日土曜日

今日の風は…

親法師子法師(こぼし)も稲を担ひゆく
[訳]親の法師,子の法師も稲を担って行く。
[季]「稲」秋。
[語]親法師・子法師―親の僧侶と子の僧侶。法師に影法師を言いかける。
[解]日々の営みが親から子へと継承され,代々生き続ける法師の姿。味わい深い人生詩。
(以下略)
(『蕪村句集 現代語訳付き』)
大ぞらの光がわたる軽さもて山をおほへる秋の穂すすき
(『与謝野晶子歌集』)
ガマズミ スイカズラ科
  ツグミ,メジロ,ムクドリなど
 丘陵や山地の林内に生育し,庭木や公園樹としても多く植えられようになった。
 実は10月頃に赤く熟すが,この頃に鳥が採食することはほとんどない。
正月頃になるとジョウビタキやオナガなどが採食することがあるが,
次々に食べることはなく,1~2粒食べるとどこかへ行ってしまう。
鳥がよく食べる実と紹介されることがあるが,じつはあまり好まれていないようだ。
本種と同じ仲間のコバノガマズミやミヤマガマズミの実も同様。
 果実酒にすると美しい色になるが,味はほとんどない。

(『野鳥と木の実』)
いまはまだ錦木の実の赤さのみ  富安風生
(『図説俳句大歳時記 秋』角川書店 昭和39年)
ひっつきむしにひっついていた(*゜∀゜*)
黄蝶ひとつ山の空ひくく翻(ひるが)へる長き年月(としつき)かへりみざりしに
(『日本の詩歌8 斎藤茂吉』)
   雲  

ああして
また雲は空へでてくるのか
疑ひのこころはつゆもたずでてくるのか

(『八木重吉全詩集2』)
久しぶりに会えました♪

アキアカネ(トンボ科)
ハシボソガラスが一羽だけでいました。
空には,群れのカラスの声が響いていました。
声の方向を見上げるカラスの表情が何か不安そう…
 秋はざくろの割れる音して神の棲む遊星といふ地球いとしき  山中智恵子
(『現代の短歌』)
柚子の実が黄色くなってきました(^-^)

 ●ミカンの仲間に特有な液果
 ミカン(ミカン科ミカン属植物)の果実は,光沢のあるオレンジ色の厚い皮(外果皮)があって,
その内側に白色の柔らかい海綿質の部分(中果皮)があり,
さらにその内側に,薄い膜質の袋状の部分,いわゆる薄皮の部分(内果皮)があります。
 では,あのオレンジ色のつぶつぶは何でしょうか?
 ふだん食べている薄皮の内側のオレンジ色のつぶつぶは,
内果皮から内側へ向かって伸びた多数の毛が発達して,液汁を含んだものです(砂じょう)。
つまり,私たちが食べているのは果汁を含んだ毛だったのです。
このような果実を「ミカン状果」といい,ミカンやレモン,ユズなどのミカン科の植物に特有な果実です。

(『観察する目が変わる 植物学入門』)
すべての個体が群れになって寝ているわけではありません。
1羽とか2羽で街路樹で眠りについていることもあります。
群れの中で何か嫌な思いをしたことがあった個体なのかもしれません。
どの世界にも孤独を愛する者はいるということでしょうか。 

(『身近な鳥の生活図鑑』)
カラスの群れがまるで強風を喜んでいるかのように飛んでいました。
風が強いなと思っていたら「近畿で“木枯らし1号”」が吹いたそうです。
ツルソバ(タデ科 イヌタデ属)
今日は,土曜日でコスモス畑にはカメラマン&カメラ女子がいっぱい(o^^o)
近寄る前に飛んで行った…コサメビタキ