2016年10月22日土曜日

どんよりとして肌寒いくらい

 モズが時々止まっている木に,ヒヨドリが止まっていました。
今朝は,ドンヨリとして曇り空…
今まで暑かったので一気に初冬になったような肌寒さでした。
野菊道はつと思うて塔ありぬ  藤後左右
(『日本の詩歌30』)
ハンノキ カバノキ科 
 シジュウカラ類,ホオジロ類,アトリ類など
 平地から山地の湿地に生育する。
本種と同じ仲間のヤシャブシ,オオバヤシャブシ,ミヤマハンノキなどがあるが,
どの木の実(種子)もよく似ているので,ここでは同様として記す。
水に強いことから,田んぼの土留めや砂防樹などに使われる。
 どの種も11月頃に熟し,ヒガラやマヒワ,ベニヒワなど,
嘴の先が細くとがった鳥が特に好んで採食する。
そして,地上に落ちた種子はホオジロ類がよく食べる。
もっとも多く採食するのは厳寒期の1~2月頃。

(『野鳥と木の実』)
 ナツメ
 初夏に芽を出す(夏芽)ことに由来する。
また,茶道で使う抹茶を入れる器が実の形に似ていることから,ナツメ(棗)と呼ばれる。
葉の3脈はよく目立つ。
花は小さいが秋に熟した実は大きく,カラスなどの鳥たちの貴重な食べ物となっている。

(緑地公園の説明札より)
身を浄くたもつよろこびしくしくに秋の夜ふけて匂ふ木犀  穂積忠
(『岩波現代短歌辞典』)
しらぎくの夕影ふくみそめしかな  久保田万太郎
(『日本の詩歌30』)
少年帰心野菊の下をいそぐ水  加藤かけい
(『カラー図説 日本大歳時記[秋](旧版)』昭和57年)
 声の違いは分かりやすい識別点ではありますが,
いつでも,声だけを頼りにボソとブトを判定できるかというと,そうでもありません。
本来は澄んだ声を出すはずのブトが,濁った声をだすことは,しばしばあります。
澄んだ声を出せるブトにとって,濁った声を出すのは,わりと楽なのかもしれません。
しかし,逆は難しいようで,ボソが,「カァ」と鳴いたのを私は聞いたことがありません。
ですから「カァと聞こえたらブト」と断言してもいいでしょう。
ただし「ガァーと聞こえたら,ボソ」と当りをつけつつも,
ブトの可能性も考慮しておけばよいかと思います。
 鳴いている姿勢も違います。
見たことないでしょうか。
電線か何かに止まったカラスが,お辞儀をするかのように鳴いている姿です。
あのとき出している声は,「ガーガー」という声でして,これはボソの鳴き方です。
対してブトは,頭は突き出しますが,頭は静止したまま腹から声を出すような姿勢で鳴きます。

(『身近な鳥の生活図鑑』)
秋の森に蝶こそ一羽まひ出でたれやがて青葉にとまりてうごかず
(『若山牧水歌集』)
ハシブトガラスが地上で何をしているのかと見ていると
ドングリ(クヌギ)をくわえていました。
八つ手はクモの糸を引っ張っているのかな(*^▽^*)
母は,今朝,寒かったので散歩に出かけるのをしぶりましたが
気分転換になるからと誘うと一緒に来てくれました(^_^)b
ヒイラギモクセイ(モクセイ科)
雌雄異株だが,雄木ばかりで結実しない。
 高さ約2.5m以下の生垣などによく植栽され,高いものは8mを超える。
その形質からヒイラギとギンモクセイの雑種と考えられている。
両者の中間的な性質を持つが,花や葉はヒイラギよりもギンモクセイに近い。
開花はギンモクセイより遅く,ヒラギより早く,
ちょうどギンモクセイが終わりかけたころに咲く。
最盛期には香りが強く,キンモクセイよりもマダガスカルジャスミンの香りに似ている。
葉をもむと,かすかな青リンゴの皮臭があるが,
そんなことより鋸歯(きょし)が鼻に刺さり痛い。
(『都市の樹木433』)