2016年10月20日木曜日

今日も 半袖でも歩けそうな気温でしたが…

   木犀の匂ひひたひた深ければまことに暗き夜を寡黙にす  築地正子

 木犀はその独特な芳香で周囲の人々に秋の季節を知らしめるが,
歌の上でもやはり,まずその香がとらえられている。
花の香を歌われることでは,おそらく木犀が樹のなかでは筆頭であろう。
嗅覚は視覚よりも無意識の部分を引き出しやすいとされるが,
これらの歌でも木犀は夜や寡黙と深く結びついている。
(『岩波現代短歌辞典』)
本当は,母はこわごわ歩いていました。
と言うのは,凸凹道。
それでも一つ目の東屋まで歩いて行けましたし,
風車広場でコーヒータイムをしたあと
帰りは,別のルートでなだらかな坂道を下りていきましたp(^-^)q
 くれなゐの蝶(てふ)のにほひに猶(なほ)も似る有りて年ふるわが恋いごろも  山川登美子
(『日本の詩歌29 短歌集』中央公論社 昭和45年)

鵙高音をんなのつくすまことかな
(『鈴木真砂女全句集』)
お経あげてお米もらうて百舌鳥ないて
(『山頭火著作集Ⅰ あの山越えて』大山澄太編/潮文社 昭和47年)

朝ご飯を見つけました(^。^)
暫くは四十雀来てなつかしき  高浜虚子
(『俳句の鳥・虫図鑑』復本一郎監修 成美堂出版 2005年)

コサメビタキ
オスとメスが協力し,横枝の上におわん型の巣をつくる。
クモの糸で材料を綴り,これにウメノキゴケなどの地衣類をはりつけるので,
丸出しの巣の割には,木のこぶのように見えて気づかれない。
飛びながら空中に停まったり,Uターンしたりするのが得意で,
飛んでいる昆虫を上手にキャッチする。
巣で卵をあたためているメスに,
オスが停空飛翔しながら給餌するほほえましい光景も見せてくれる。
コサメビタキの目がひときわ大きく見える秘密のひとつは,
目のふちの肉質のリングが黒いことである。
この鳥に限ったことでもないが,このアイシャドーが,
目をひとまわり大きく見せることに貢献している。
(『鳥のおもしろ私生活』)
クヌギのドングリが小川に落ちていました。

クルミや,クリやシイの実などはそのまま食べられるが,
トチやドングリの多くは,そのままでは渋くて食べられない。
トチの実には有毒のサポニンやアロインが含まれ,
ドングリにはタンニンが含まれているからで,食べるときにそのアク(毒)を抜く必要がある。

(『集英社版日本の歴史①日本史誕生』)

そのアク抜きの方法に「水さらし」があります。
水さらしなどについて後日,別のブログで紹介したいと思います。
 薔薇よ薔薇むかし吾が手の哀しくて
(『しづ子』)
コスモスひょろり
ふたおやもういない

(「寅さん、何考えていたの?~渥美清・心の旅路~」)
キビタキの雌だと思いますが…(^^ゞ
クサギ(クマツヅラ科)

 アマクサギ クマツヅラ科 ハト類,キツツキ類,メジロなど
 日当たりのよい海岸線に多い。
同じ仲間のクサギは,ほぼ全国の平地から山地に普通に生育していて,本種との識別は難しい。
実に関しては両種とも同様。
 南西諸島では9月頃に熟し,奄美大島ではオーストンオオアカゲラなどが採食する。
関東地方では11月頃に熟し,ルリビタキやジョウビタキなどが採食するが,たくさん食べることはない。
両種とも好んで採食するという実ではないようで,どこの木も結構実が残っていることが多い。
どちらも味はない。

(『野鳥と木の実』)
    雀 

雀がないてゐる
新しいきもちをくれる
朝のすずめは可愛いい

(『八木重吉全詩集2』)
稲架(はさ)かげに啞ん坊と二人遊びけり   富田木歩
(『日本の詩歌30』)

文学にみる障害者像 41
吉屋信子著『底のぬけた柄杓』―憂愁の俳人たち―より
墨堤に消ゆ(富田木歩の生涯)
ツマグロヒョウモン♂の視線の先は…
今朝も暑かったですが,昨日に比べてほんの少し涼しくなったような(・・?
札幌・旭川・釧路で初雪が降ったそうで
明日は,秋らしい気候になるとか(o^^o)