2016年7月17日日曜日

にわか雨

公園に来るとクマゼミの歌が大きい…
アブラゼミは圧倒されて?黙っている(*´∀`*)
まるで空蝉のようですが…
桃の実のドライフルーツ(食べられないと思いますが)
(うつ)せみもきのかみからやあま衣(ごろも)

「空せみ」は蟬のぬけがらの意。
羽化した蟬は衣ならぬ殻を木の高い場所に残して飛び去ってゆく。
天の羽衣といえばよいであろうか。
 原句「空せミもきのかミからやあま衣」
(『捨女句集』)
タイワンウチワヤンマ(サナエトンボ科)


クサギ
[利用] 若い葉は山菜とされ,根や葉は薬用とされる。
古来の染料植物で,藍色の実は無媒染で青く,
紅色の萼は鉄媒染でベージュグレーに布を染める。

(『野に咲く花の生態図鑑』)
  種子のみに毒があるものもあります。
雑草化しているヨウシュヤマゴボウ(ヤマゴボウ科)は,
有毒植物であることが知られています。
ブドウのように房で実っている暗紫色の果実にも毒があるとされていますが,
鳥が食べることがあるそうです。
そこで実際に果実を食べる実験がおこなわれました。
種子を噛み砕かないで,果実を日に日に増やして食べたところ,
果実はかすかな甘みと多少の不快臭があるそうですが,
特に体調変化はおこらなかったそうです。
次に種子を噛み砕いて同じように食べる実験をしたところ,
嫌な味がして,10個の果実の100個の種子を噛み砕いて食べたところで,
数時間は吐き気がしたそうです。
 つまり,ヨウシュヤマゴボウの種子には毒が含まれており,
果実は種子を噛み砕いて食べなければ無毒だということです。
しかし,食べる実験をした人は,ふつうの人より耐性を持っていたかもしれないので,
有毒植物を食べることは大変危険です。
むやみに食べることは絶対にやめましょう。
最悪の場合は,毒性分で死に至ることもあるそうです。

(『観察する目が変わる 植物学入門』)
朝ご飯はアリかな(・・?
カマキリも生まれたばかりの時は,アリに食べられることがあります。
カマキリのそだち方」(動画)
しこ草の茂りがちなる庭さきの野菜畑に夏蟲の鳴く
(『若山牧水歌集』)
急に雨が降り出したので空を見あげている(^。^)

 ショウジョウトンボのメスかな(・・?
シオカラトンボはエゾミソハギで一休み(^。^)
マルバツユクサ(ツユクサ科)
夏の花みな水晶にならんとすかはたれ時の夕立のなか
(『与謝野晶子歌集』)

かはたれどき【彼は誰時】《うす暗くて人の顔もおぼろにしか見えず,
あれは誰,と見とがめる時刻の意》
(夜が)ようやく白む頃。うす闇の頃。

(『岩波古語辞典(旧版)』)
根のはたらき-中学」(動画)
ノアサガオ(まだ自信が無いのだけど…)
 あめのおと太きうれしさ夏来たり
(『句集 春雷』)
白い夾竹桃の花の下まいばん掃く
(『尾崎放哉全句集』)
こちらは八重のムクゲ
 フヨウ(フヨウ属)の雌しべはムクゲに比べて上を向いていると思っている(*^_^*)

九月五日 雨 夕方遠雷

午前 陸(くが)妻君巴(ともえ)さんとおしまさんとをつれて来る
陸氏の持帰りたる朝鮮少女の服を巴さんに着せて見せんとなり
服は立派なり
日本も友禅などやめて此(この)やうなものにしたし

  芙蓉よりも朝顔よりもうつくしく
〔朝鮮少女服の彩色画の説明は,
「袴の紐白」「上の袴紫」「中の袴黄」「下の袴も黄にして短し」〕
 (『仰臥漫録』)

彩色画は〝虚子記念文学館「仰臥漫録 展示03」〟を参照してください。
ヤイトバナ(アカネ科)
気が早い子って何処にでもいますよね(*^▽^*)


浮葉きるとぬれし袂の紅(あけ)のしづく蓮にそそぎてなさけ教へむ 與謝野晶子
(『明治文學全集51 與謝野鐵幹 與謝野晶子集』筑摩書房 昭和43年)
昼顔や流浪はわれにゆるされず
(『鈴木真砂女全句集』)