薫(くん)じぬるはすや浄土(じょうど)の九品(ここのしな)
眼前の匂うような蓮の花を見て,極楽浄土にあるという九品(くぼん)の
蓮台(往生の九つの等級)の上品上生(じょうぼんじょうじょう)の蓮を想像する。
(『捨女句集』)
眼前の匂うような蓮の花を見て,極楽浄土にあるという九品(くぼん)の
蓮台(往生の九つの等級)の上品上生(じょうぼんじょうじょう)の蓮を想像する。
(『捨女句集』)
スイレン科の多年草。
インド原産。
池沼、水田に栽培。
花は多弁で、紅、白、淡紅色など。
昼咲き、夜にしぼむ。
果実の入った花床がハチの巣に似ているところから「はちす」の名がある。
実と根茎は食用。
(『くさぐさの花』高橋治/朝日新聞社 1987年)
インド原産。
池沼、水田に栽培。
花は多弁で、紅、白、淡紅色など。
昼咲き、夜にしぼむ。
果実の入った花床がハチの巣に似ているところから「はちす」の名がある。
実と根茎は食用。
(『くさぐさの花』高橋治/朝日新聞社 1987年)
前向ける雀は白し朝ぐもり 中村草田男
(『日本の詩歌 19』)
かくれ咲くひとつの蓮や稲の花 秋桜子(『日本の詩歌 19』)
(『日本の詩歌 19』)
蓮池の浮葉水こす五月雨
(『明治文学全集53 正岡子規集』筑摩書房 昭和50年)
▼かたつむりよ、お前はその小さな角の片方を長くしたり短くしたり、
一長一短を決しかね、何を思い案じているのか、という揶揄。
(『蕪村全集 第一巻 発句』尾形仂・森田蘭/講談社 1992年)
ヤブミョウガ(ツユクサ科)
ヤブカンゾウ(ユリ科ワスレグサ属)
巻第十一(寄物陳思) 2475
わがやどは甍(いらか)しだ草生(お)ひたれど恋忘(こひわす)れ草見るにいまだ生ひず
我が家の屋根にはシダ草が生えているが,恋忘れ草は見てもまだ生えて来ない。
▽「恋忘れ貝」は五例(964など)あり,「忘れ草」も334などに見えるが,「恋忘れ草」はここのみ。
(『万葉集(三)』)
わがやどは甍(いらか)しだ草生(お)ひたれど恋忘(こひわす)れ草見るにいまだ生ひず
我が家の屋根にはシダ草が生えているが,恋忘れ草は見てもまだ生えて来ない。
▽「恋忘れ貝」は五例(964など)あり,「忘れ草」も334などに見えるが,「恋忘れ草」はここのみ。
(『万葉集(三)』)
時に臨める
月草(つきくさ)に衣(ころも)そ染(し)むる君がため綵色(まだら)の衣摺(す)らむと思ひて
まず月草で衣を染めることだ。
あなたのために色どり美しい衣を摺ろうと思って。
時に臨める その折々の歌。民衆の生活上の折々。この歌は祭礼の折か。
綵色の衣 色模様の衣。
摺らむ こすり付けて染める。当時通常の染法。
(『万葉集(二)』)
ヒメガマ(ガマ科)のようです。
糸蜻蛉(いととんぼ) 灯心蜻蛉(とうしんとんぼ) とうせみ 豆娘(いととんぼ)
[名前の由来・文化]
体が糸のように細いところから名付けられた。
「灯心蜻蛉」は体が行灯(あんどん)の心(しん)のように細いため。
「とうすみ」とは「灯心」が転じたもの。
(『俳句の鳥・虫図鑑』復本一郎監修 成美堂出版 2005年)
(『新訂 一茶俳句集』)
(『与謝野晶子歌集』)
バラ園のバラも萎れ始めていたけど
雨に濡れて生き生きしていました(o^^o)
(『日本の詩歌 29 短歌集』中央公論社 昭和45年)
(『現代日本文學全集6』筑摩書房 昭和31年)
柘榴咲く傷すけられし人の言
(『しづ子』)