2016年5月11日水曜日

雨が一休み…

エドヒガンの実
いつも気に止めずに通り過ぎていたけど…
木に説明板がついていた
トチュウ トチュウ科
中国原産の落葉高木です。
樹皮を乾燥させたものを,強壮,腰痛,関節炎などの薬用にします。 

これから開こうとしている蓮の葉を見ていると
比叡山の千日回峰行者が被っておられる桧笠を思い出した。
こちらは山法師(*^ー゜)
ハコネウツギ
花は咲き進むにつれ,白から淡いピンク,紅色と色を変える。
花の色素のアントシアニンが時間経過とともに合成されてくるからだ。
蜜や花粉のごちそうは白やピンクの花にある。
古い花も宣伝要員として最後の役に立つ。

(『野に咲く花の生態図鑑』多田多恵子 河出書房新社 2012年)
ガマズミ
朝,風の音が大きくて横殴りの雨だったけど
8時頃に止んでくれたのでリハビリ散歩に来ましたp(^-^)q
自分で自分を 
(けが)すな
小さくとも
確かな誇り
失うな

(『点滴ポール 生き抜くという旗印』岩崎航、写真:齋藤陽道 ナナロク社 2013年)

イボタノキ


アオサギが真剣な目で水の流れを見ていました!






赤い実の野茨を食べてゆく時もぶきみな空は額に晴れたり
(『歌集 方代』山崎方代 かまくら春秋社 2004年)

  少年に与ふ

この小父さんはぶきようで
少年の声いろがまづいから、
うまい文句やかはゆい唄で
みんなをうれしがらせるわけにゆかない。
そこでお説教を一つやると為よう。
みんな集つてほん気できけよ。
まづ第一に毎朝起きたら
あの高い天を見たまへ。
お天気なら太陽、雨なら雲のゐる処だ。
あそこがみんなの命のもとだ。
いつでもみんなを見てゐてくれるお先祖さまだ。
あの天のやうに行動する、
これがそもそも第一課だ。
えらい人や名高い人になろうとは決してするな。
持つて生まれたものを深くさぐつて強く引き出す人になるんだ。
天からうけたものを天にむくいる人になるんだ。
それが自然と此の世の役に立つ。
窗の前のバラの新芽を吹いてる風が、
ほら、小父さんの言ふ通りだといつてゐる。

  (昭和12年3月8日)
(『定本高村光太郎全詩集』筑摩書房 昭和57年6月)

窗(まど 窓)
アワフキムシの仲間
幼虫が中にいるこの泡は石けん水のようなもだそうです。
もう一つののブログで紹介します。
サラサウツギ
センダン センダン科
落葉高木 別名:アウチ,オウチ 樹高5-15m 花期6月 果期10月頃
5~6月新梢の葉腋から長さ10cm程度の複集散花序を出し,
紫の小さな花を数多く咲かせる。
葉は奇数2回羽状複葉で,
小葉は3~6cmの卵形~卵状長楕円形で縁には不整鈍鋸歯(きょし)がある。
10月頃2cm弱の楕円形の果実が黄色く熟し,落葉後も長く残り人目を引く。
生長は速く枝は太く四方に広がり,樹皮は黒褐色で縦に裂ける。
樹皮には薬効があり苦楝皮(くれんぴ)といい,家畜の駆虫剤に用いられた。
変種のトウセンダイは中国原産で日本でもよく植栽されているが,
実や小葉がセンダンよりひとまわり大きい。

(『庭木・街の木』解説:岡部誠・堀越禎一 写真:巽英明 小学館 1999年)

  巻第十 1973
吾妹子(わぎもこ)に楝(あふち)の花は散り過ぎず今咲ける如(ごと)ありこせぬかも

吾妹子に逢う―楝の花は散り果てず,今咲いてくれないかなあ。
(『万葉集(二)』中西進 講談社文庫 1980年)

風が強いのでヒラタアブの仲間が避難しているみたい(*^▽^*)
踊らんとするも散るをば思へるも皆わが胸のひなげしの花
(『与謝野晶子歌集』与謝野晶子自選 岩波文庫 1985年)