2016年4月4日月曜日

降り出した…

赤くて丸いテントウムシは、世界の人びとから、
聖マリアの虫、聖なる虫、太陽の虫などと、親しみをもってよばれています。
日本では、紅屋の赤ちゃんとか、娘さんとか呼んでいる地方もあるそうです。
ドイツでは、テントウムシが、赤ちゃんを運んでくれるという言い伝えがあるそうです。
テントウムシのよちよち歩く感じ、丸味をおびた小さなからだが、
赤ちゃんに対するいつくしみにも似た感情をはぐくむのかもしれません。
また、インドでは、家にはいってきたテントウムシの星の数だけ、
お金がもうかるともいわれています。
テントウムシの美しい紋様が、昆虫の世界では、どんな意味をもつにしろ、

人間の世界では、それは愛らしい幸運の虫を意味するようです。
(『カラー自然シリーズ7 テントウムシ』七尾純 偕成社 1980年)
ウシハコベ
石狩の都の外の 
君が家 
林檎の花の散りてやあらむ

(『日本の詩歌5 石川啄木』 中公文庫 1974年)
カスマグサという名前は
カラスノエンドウの「」(花の大きさ約1.2~1.8㎝)
スズメノエンドウの「」を頂いて
カラスとスズメの「」の大きさということで「カス間草」なんだけど…
カスマグサ(花の大きさ約5mm)は
スズメノエンドウ(3~4㎜)とよく似た大きさです。
メジロに会えても空が暗くて…
朝ご飯を食べている最中に驚かしたかな(*^▽^*)
雨が止んだと午後から来たのですが…
空が暗くなり今にも降り出しそうでした…
春 上 117
憂き世には 留(とど)め置かじと 春風の 散らす花を 惜しむなりけり

憂いことの多いこの世には留めておくまいと,
春風が桜の花を散らすのは,
ひとえに美しい花をこの世の憂さにさらすまいと
惜しむ余りのことなのだ。
(『山家集』西行著 後藤重郎校注 新潮社 1982年)
五月ではありませんが,その頃には花も終わっているかなと思うので(^^ゞ

リラの花卓(つくゑ)のうへに匂ふさへ
     五月
(さつき)はかなし汝(なれ)に会はずして
                              木俣修
(『岩波現代短歌辞典』岡井隆監修 岩波書店 1999年)

アオジ♀
風が吹くたびに花びらが降ってきました…
さくらはなびら踏まじとおもふ憂きこころ
(『夏みかん酢つぱしいまさら純潔など』鈴木しづ子著 河出書房新社 2009年)
イモカタバミ
雨がパラパラッと降ってきたので,切り上げて帰ることにしました。
★良寛逸話②――便所を焼く
解良栄重(けらよししげ)の『良寛禅師奇話』37段にある話。
五合庵に住んでいたころ,

庵(いおり)の周辺には孟宗竹の竹林があった。
春になると,別棟の便所にも竹の子が生えた。
日ましにどんどん伸びてきて,

とうとう草の屋根につかえるほどに成長した。
良寛は毎日これを見ていて,

屋根にあたっては竹の子がかわいそうだと,
ロウソクの火で屋根に穴をあけようとした。
過って便所をみな燃やしてしまった。

(『良寛 旅と人生』松本市壽編 角川文庫 2009年)
今日は「晴明(せいめい)」です。