2016年3月16日水曜日

冷たい風の中でも…

ユスラウメ【梅桃,英桃】
 枝はよく分枝して自然にこんもりとした円形の樹冠をつくり,
梅雨頃に赤く熟す果実は甘く食用にされる。
樹皮は暗褐色で不規則に鱗片状にはがれ,
若枝は灰褐色の柔毛におおわれる。
葉は長さ4~7cmの倒卵形で互生し,
縁には細かい鋸歯(きょし)があり,葉の両面に毛がある。
特に裏面には柔毛が密生する。
4月上旬,葉より早くあるいは同時に前年枝の節に直径約2cm,
白または淡紅色5弁の花を枝に密着して多く咲かせる。
果実は直径約1cmの球形。

(『庭木・街の木』解説:岡部誠・堀越禎一 写真:巽英明 小学館 1999年)
ハナニラが咲き出した(*^-^*)
撮していると女性の方が「サクラですよね!」と声をかけてこられた。
一昨日まではまだ開いていなかったと仰っていました。
その方にとってこの公園は「私の庭」ですとおっしゃったので,
「私のリハビリ室」ですと応えました(*^▽^*)

このサクラを撮しているときにアレチヌスビトハギという
招かざる客がいっぱいついていきた(゜▽゜*)
 スズメ スズメ目ハタオリドリ科,全長14.5cm
全体が茶色に見えますが,よく見ると複雑な模様がわかります。
雄と雌は同じ色彩で,見分けがつきません。
スズメの特徴は,ほおの黒い斑です。
各地の民話にスズメが登場するものがあります。
共通しているのは,この黒斑紋をヒントにした話で,
「死にそうな親に会いに行くため普段着でかけつけ,
あわてたためにお歯黒をほおにつけてしまった。
親孝行なスズメは神様にほめられ,
米を食べることができる」というような話です。
人家近くにすみ,巣は屋根や壁のすき間,煙突などにつくります。
山村などで,人が住まなくなった所では,
いつのまにかスズメも姿を消してしまうようです。
秋から冬にかけて群れで生活します。
また夜は,竹やぶや木で集団で寝ます。
昆虫,とくに青虫などチョウやガの幼虫,雑草の種子などを主に食べます。

(『自然観察12ヵ月』海野和男編著 岩波ジュニア新書 1983年)
トサミズキ
カリン
キバナアマがまだ一輪ポツンと咲いていた
あせび(つつじ科)
アセビにはアシビ,アセボ,アセミ,アセブなどたくさんの諸国方言がある。
アシビの名はもと奈良付近から畿内一円にかけての呼名である。
(『古典植物辞典』松田修 講談社学術文庫 2009年)
ニワウメ
メジロたちとタイミングが合うと出会える♪
離れたところから見ていると
アンズの花びらが不自然に落ちているなと近づいた(*^▽^*)


目の前にあるアンズでなくて
こんな体勢でも隣の花の蜜が甘いのかな(*^▽^*)
 「サクラはまだかいな…」♪
なんて見ているのではなくて(*^ー゜)


ジョウビタキ♀
カシワバアジサイ
なんか掌で花芽を守っているみたいp(^-^)q

アオジ♂
ヒュウガミズキ
二人連れといった感じで…
カワラヒワですが,左の色が少し薄いので雌で,右側が雄かな(・・?

ムラサキサギゴケ(ゴマノハグサ科)
田の畦など,少し湿り気のある所でよく見かけます。
地をはう枝(匐枝<ふくし>や走出枝と呼ばれます)をたくさん出すので,
びっしりとカーペットのように生え広がっていることがあります。
そんなに匐枝を出すのにもわけがあって,
ムラサキサギゴケは種子から成長して
花をつけるぐらいまで大きくなることがなかなか難しく,
それを新しい株を作って補うために,匐枝をたくさん伸ばすのです。
よく似たトキワハゼは匐枝を出さない分,たくさんの種子を作ります。

(『花のおもしろフィールド図鑑(春)』ピッキオ編著 実業之日本社 2001年)
 タネツケバナ(アブラナ科)
 冬の田では葉をロゼット状にしておき,
春先になるといち早く花茎を伸ばして白い花を付ける。
そのことによって春の訪れを告げ,
稲作農家の人々に種籾(たねもみ)を蒔(ま)く時期を知らせるという意味で,
「種付け花」という名前がある。
田畑はもちろん,都市部でも非常に身近に目にする草だ。
小柄で,ちょっとした場所さえあれば生活を全うできるからである。
そのうえ春先はもちろん,その後も長く咲き続けるのでその分タネの生産量も多い。
 またアブラナ科の植物としては珍しく,このタネツケバナ属の特徴として,
果実には,熟すと基部側から一気に裂けてはじける性質がある。
そのため,中のタネは遠くまで飛ぶことができる。
着地先にアスファルトの割れ目や石垣など,隙間があればしめたもの。
今や都市部の雑草の代表的存在の一つといえよう。
北海道から九州にかえてふつうに見られる。
国外にも朝鮮半島および中国東北部に分布する。

(『スキマの植物図鑑』塚谷裕一  中公新書 2014年)