2016年3月2日水曜日

霜が降りた日は…

キラキラ光る襟元ですね(*^▽^*)
霜は晴れて風のない夜によく降りるそうです。
 巻第十(春の雑歌) 1856
我がかざす柳の糸を吹き乱(みだ)る風にか妹(いも)が梅の散るらむ

私が髪に挿している柳の糸を吹き乱す風で,いとしい妻の家の梅も散っているだろうか。
(『万葉集(三)』佐竹昭広他校注 岩波文庫 2014年 )
最初に出会ったのが(*^-^*)
モズ
ジョウビタキが眩しそうに空を見あげていました(*^_^*)
巻第八(春の雑歌) 1428
  草香山(くさかやま)の歌一首
おしてる 難波(なには)を過ぎて うちなびく 草香(くさか)の山を
 夕暮(ゆふぐれ)に 我が越え来(く)れば
 山も狭(せ)に 咲けるあしびの 悪(あ)しからぬ 君といつしか 行きてはや見む
  右の一首は,作者の微(いや)しきに依りて名字(めいじ)を顕(あら)はさず。

(おしてる)難波を経て,(うちなびく)草香山を,夕暮に私が越えて来ると,
山いっぱいに咲き満ちている馬酔木の,悪(あ)しくない君を,行って早く見たい。
  ◇右の一首は,作者の身分卑しいものなので,名前を記さない。

▽左注に記されるように作者は卑賤の者であり,身分の差のある妻を「君」と称したか。
ただし,作者の「微」なるによって名字を記さないとは異例の記事。
何らかの事情が潜むかも知れない。 
(『万葉集(二)』佐竹昭広他校注 岩波文庫 2013年)
マガモは,漢字で書くと〝真鴨〟です。
ほんとうのカモという意味ですから,カモの代表選手といってもよいでしょう。
アヒルに改良したほどですから,

昔から人びとの生活と深くかかわっていたのではないかと思われます。
もっとも深くかかわっていたのは,狩人たちです。
彼らは,マガモのことを〝青首(あおくび)〟と呼んでいました。
マガモは,頭から首にかけて金属光沢のある美しい青色をしています。
そこから,〝青首〟という名がつけられたのです。
このような呼名は,〝俗称(ぞくしょう)〟といいます。
俗称には,その種類の特徴をみごとに言い表しているものが多いようです。

(『自然観察12ヵ月』海野和男編著 岩波ジュニア新書 1983年)
シジュウカラが朝ご飯を探していましたp(^-^)q
ツグミが哲学中です(^▽^)
枝垂れ梅も…
 巻第一 春歌上 48
    梅花に添へて大弐三位につかはしける  権中納言定頼
見ぬ人によそへて見つる梅の花散りなむのちのなぐさめぞなき

お逢いしない人,あなたになぞらえて今まで見ていたこの梅の花が散ってしまったら,
そのあと慰めとなるものはありません。
(『新古今和歌集<上>』久保田 淳訳注 角川文庫 2007年)
モズが止まったくれたのは(*^-^*)
河津桜ですが,花見に来たのではない(*^ー゜)
メジロも花見ではなくて,蜜を舐めに来ていました(*^▽^*)
なので嘴は黄色くなっている(*^ー゜)



ハクセキレイ
食べるものは雑食ですが,昆虫食寄りのようで,
地面で餌を採っているところをみると,徘徊性の昆虫を獲っているのでしょう。
ただし,ときにはトンボのような大きな飛翔性の昆虫を捕まえることもあります。
先ほど開けた場所で餌を採っているという話をしましたが,
ビル街のようなところでは,ビルの屋上で餌を探している姿もよく見られます。
実は屋上というのは,昆虫などが風に舞いあがって溜まっているので,
存外食べ物が豊富なのです。
(『身近な鳥の生活図鑑』三上修 ちくま新書 2015年
 ライラックが春を感じ始めたかな(^。^)
 カワウの群れかな(・・?
このようなV字隊形を作ることの理由について
『鳥についての300の質問』には

鳥が翼をはばたきますと,空気がかき乱され,後ろに渦流が残ります。
群れをつくって飛ぶ鳥はこの渦流の上向きの部分を利用します。
各個体はV形のそれぞれの位置につくと,
内側の翼が直前の鳥の航跡から上昇流を受けることができるのです。
このように先頭の一羽を除いて,
群れ全個体が使用するエネルギーを節約できるわけです。

(『鳥についての300の質問』A&H・クリュックシァンク著
      青柳昌宏訳 講談社ブルバックス 昭和57年)
普段見馴れないトラックが駐車場に並んでいました。
これからもっと増えると思います。
2012年の公演は,駐車場の隣の敷地でしたが…