2016年2月17日水曜日

寒さの中に…

今朝も寒かったですが…
梅の花咲きてののちのみなればやすきものとのみ人の言ふらむ
                                     よみ人知らず

私は,梅の花が咲いて,その後に生る実のような身であるから,
酸き物ならぬ好き者だとばかり,人は言うのであろうか。
○上句は,色や香りが賛美される梅の花が散った後の目立たない梅の実に掛けて,
自分も人からはあまり見向きもされないことをいう。
(『新版 古今和歌集』高田祐彦訳注 角川ソフィア文庫 2009年)
キツツキみたいですが(^▽^)
メジロがパトロールしていましたp(^-^)q
シジュウカラが歌っている♪

シジュウカラもパトロール中ですp(^-^)q
忍ぶれど 色に出(い)でにけり我が恋は  色に出でにけり我が恋は
 物や思ふと人の問(と)ふまで  恥(は)づかしの漏(も)りける袖(そで)の涙かな
 (げ)にや恋すてふ 我が名はまだき立ちけりと  人知れざりし心まで
 思ひ知られて恥づかしや  思ひ知られて恥づかしや 

誰にも知られまいと,切ない思いを胸中に秘めてきたのだが,
顔色に出てしまったことだ。
「誰かを恋しているのか」と,人がたずねるまでに。
ほんに甲斐もなく恥ずかしいのは,
人を恋するあまり,わが袖にこぼす涙よ。
なるほど「恋をしているというわたしの評判は,早くも出てしまったことだ。
(人に知られないように,秘めていたのに)」
という古歌のように,人知れずひそかに思いそめた心まで,人に思い知られて,
本当に恥ずかしいことだ。
(『新訂 閑吟集』浅野健二校注 岩波文庫 1989年)

・「百人一首」の平兼盛(かねもり)と壬生忠見(みぶのただみ)の歌が詠み込まれています。
あしび馬酔木。あしみ,あせび,あせぼとも。
常緑低木。暖地の山野に自生。庭園にも移植。
つぼ状の白い小花を円錐の花序に垂れて咲く。
可憐でしかもはなやかな花。葉や茎は有毒。
牛や馬が食うと酔うようになる。
馬酔木は足しびれの意の名による用字。
生命力に満ちた呪的な植物。

(『万葉集事典』中西進 講談社文庫 1985年)
アカシアが黄色くなってきました(*^-^*)

指をもてミモザの花をあたためていることすらも不幸のことだ
(『青じその花』山崎方代 かまくら春秋社 平成3年)
世を捨てぬ 心のうちに 闇こめて 迷はんことは 君ひとりかは

世を捨て出家することのできない心の中に,煩悩の闇が立ちこめて迷うのは,
あなた一人だけでしょうか,誰しもがそうなのです。
(『山家集』西行、後藤重郎校注 新潮社 1982年)
サンシュユの花も開いています(*^-^*)
   四 季

冬の次ぎに春が来る
春の次ぎに夏が来る
夏の次ぎに秋が来る
秋の次ぎに冬が来る


一年中冬だけの国があり
一年中夏だけの国がある
日本には温和な四季がある
何が無くても感謝しよう

(『ぞうきん』河野進 幻冬舎 2013年)
暗い林の中で一瞬だけ出会ったエナガ…
スズメが日向ぼっこをしながら井戸端(?)会議(*^▽^*)
毛があるのでヤマウグイスカグラかな(・・?
シダレウメ
  巻第八(冬の相聞) 1656
  大伴坂上郎女(おほとものさかのうへのいらつめ)の歌一首
酒杯(さかづき)に梅の花浮かべ思ふどち飲みての後(のち)は散りぬともよし

酒杯に梅の花を浮かべ,親しい者どうしで飲んだあとは,散ってしまってもよい。
▽作者の異母兄大伴旅人を主人とする宴会の歌詠,
巻五の「梅花の歌三十二首」の表現を踏襲する。
(『万葉集(二)』佐竹昭広他校注 岩波文庫 2013年)
河津桜
ハラビロカマキリの卵鞘(らんしょう)かな(・・?

カワラヒワ
 メスの方が可愛いなと思うのです(*^ー゜)

ジョウビタキ
ふっと1年生の国語教科書「くじらぐも」(中川李枝子)を思い浮かべました(*^-^*)
今朝は,気温が低かったですがそれでも春が近いことを感じました♪
最後にモズに出会いました(*^_^*)