2015年11月9日月曜日

靄かな?

なんか霞んでいました…朝靄かな(・・?
携帯で天気を見ると湿度が97%でした(午前8時10分頃)

ものなべて日ぐれてゆけばわが思い私はあなたの鼻でありたい
(『もしもし山崎方代ですが』かまくら春秋社 2004年)
今朝の「徳島の藍師 800年前から変わらぬ藍の染料」で
夏に刈り取った藍の葉を、秋から冬にかけて発酵させる様子が紹介されていました。
畑の看板に…

なにわの伝統野菜
大阪市内で昔から栽培されていた「田辺(たなべ)大根」,「天王寺蕪(てんのうじかぶら)」,
「金時人参(きんときにんじん)」,「大阪しろな」を栽培しています。
コンパニオンプランツ(共栄作物)としてネギ(病気,害虫避け)と
シュンギク(害虫避け)を一緒に栽培しています。
緑肥(りょくひ(ライムギ,エンバク))を畝間(うねま)に栽培することで
病気の予防や土中の生き物を増やす土づくりをしています。

 かへす傘又かりてかへる夕べの道である
(『尾崎放哉句集』伊藤完吾・小玉石水編 春秋社 1993年)
コスモスの花の向き向き朝の雨
(『花句集』中村汀女 求龍堂 昭和58年6月30日)
あきのあめ図面のあやまりたださるる
(『夏みかん酢つぱしいまさら純潔など』鈴木しづ子 河出文庫 2019年)
これもコスモス…(・・?
緋の薔薇のつぼみ黒ずみ咲かぬ意志秘むるとおもふまでに固しも
(『沢口芙美歌集』砂子屋書房 2009年)

自らの性疑ふや白薔薇
(『しづ子 娼婦と呼ばれた俳人を追って』 川村蘭太 新潮社 2011年)




 山茶花や暖かすぎる雨の降り
(『新装版 季題別 鈴木真砂女全句集』 KADOKAWA 2015年)
水鳥が連なって飛んでいくような…(*^。^*)
  昨日の番組“目撃!日本列島「200年の森に夢を託して」”の中で組合長の村井さんが
イヌビワの実を美味しそうに食べておられた。
 村井さんが木々の名前を覚えると可愛く思えますよと仰っていました(*^_^*)
昼風はにわかにさやぎ発光の南京黄櫨(はぜ)の朱をしたたらす
(『無援の抒情』道浦母都子 岩波現代文庫 2000年)
 豊醇の資質を我より引きいだす何人(なんびと)もなし薔薇の花散る
(『新編 中城ふみ子歌集』菱川善夫編 平凡社 2004年)





 藪のなかの紅葉見てたづねる
(『尾崎放哉句集』伊藤完吾・小玉石水編 春秋社 1993年)
良妻であることは何で悪かろう日向の赤まま扱(しご)きて歩む

人にも,物事にも,それぞれの立場と面があり,一方的に断言できることなどそんなにあるものではない。
外に出て働くだけが働くことでもなく,結婚し,家庭に入るのだけが人生でもあるまい。
この歌は発表当時(昭和63年)すこぶる評判の悪い歌だったが,
格調高い歌だけが短歌ではないと,その頃も,今も私は考えている。
(『現代うた景色』河野裕子 中公文庫 2014年)