2015年11月27日金曜日

北風が…

朝景色

あんなに沢山ふつてゐた雨が
からりとはれて
しづかなそしてきよらかなこの朝景色,
歯をみがきながら
大根畑のなかを歩いてゐると
自分が貧乏なことも
からだが弱いことも
すつかり忘れてしまうてゐた,
それだからああ
こんなきれいな朝がこの世にはあるから
ぼくはまだ生きてゐたいのだつた。
 (昭和2年)
(『木山捷平全詩集』)
 あらしがすつかり青空にしてしまつた
(『尾崎放哉句集』)
今朝は10度を切っていました…
こんな寒い時に蝶がいると
写そうとカメラを構えた時に飛んで行った(T_T)
ヒメアカタテハ
モミジバフウですが

すずかけは落葉してあり吹くとしもなき秋風のあさの路傍に
(『若山牧水歌集』)
北風が冷たい…
みんな葉を落とし小さな銀杏である
(『尾崎放哉全句集』)
引きとめられていました(^v^)
気にしたる左の膝の痛みなど
いつか癒(なほ)りて
秋の風吹く

(『日本の詩歌5石川啄木』)
ひひらぎや知らぬ振りして聴く話
(『しづ子』)
こぼれたる山茶花きよき月の径(みち)父となりたる深夜あゆみぬ
(『豆腐屋の四季 ある青春の記録』)
ムカシハナバチの仲間かな(・・?
秋風の,水音の,石をみがく
(『山頭火句集』)
(ひよどり)の声ばかり也箱根山
(『子規句集』)

アオジ
アオジ♀
秋雲は湧けり黒髪丈なせる  三橋鷹女
(『現代日本文學全集91 現代俳句集』筑摩書房 昭和32年)