2015年11月11日水曜日

青空はいいですね(*^。^*)

ひこうき雲がまっすぐ平行に並んでいました(*^。^*)
     

     12

ある日風が
露にささやいた
わたしたちを
さぞうらんでいるでしょうね
せっかく美しく光っているのに
散らしてゆくのだから

いいえすこしも
うらんでなんかいません
わたしたちは
玉となった瞬間の喜びで
生きているのですから


露たちはそうさわやかに
こたえるのでした


(「風」の詩は15の章で構成されています
坂村真民詩集 詩国(しこく)第一集』大東出版社 昭和52年)
あすのお天気しやべる雀等と掃いてゐる
(『尾崎放哉句集』伊藤完吾・小玉石水編 春秋社 1993年)

ジョウビタキ
メジロ
穂芒のひとつ折れしが吹かれゐる
(『夏みかん酢つぱしいまさら純潔など』鈴木しづ子 河出文庫 2019年)
 コスモスの茂りなびかひ伸ぶみれば花は咲かずもよしとおもふ
(『若山牧水歌集』若山喜志子選者 岩波文庫 1936年)

また今日も悔いをかさねる原因は頭上に照れる太陽のためぞ
(『青じその花』山崎方代 かまくら春秋社 平成3年)


ヒメアカタテハ
    色づいてゆく秋

色づいてゆくうれしさよ
ひとりでに
鮮やかな秋はいろづいてくる
わたしはただみとれていればいい

(『八木重吉全詩集2』ちくま文庫 1988年)
フユザクラ
南天の実に惨(さん)たりし日を憶(おも)  欣一
(『基本季語五00選』山本健吉 講談社学術文庫 1989年)
 妻子(つまこ)(い)て公孫樹のもみぢ仰ぐかな過去世・来世にこの家族無く  高野公彦
(『現代うた景色』河野裕子 中公文庫 2014年)
柚子

中実よりも皮の方がおいしい。
そう言ひ言ひ
私たちは夕べ柚子をたべた。
 (大正15年)
(『木山捷平全詩集』講談社文芸文庫 1996年)

紅葉あかるく手紙よむによし
(『尾崎放哉句集』伊藤完吾・小玉石水編 春秋社 1993年)


メジロと一緒にいたのが…
チャッチャッという舌打ちのような声で藪の中を動き回っていました。

これまで何度か出会っているのですが…藪の中で写せなかった
ウグイス