2014年12月11日木曜日

みんぱく(1)

雨の中キリッと立っている(*^_^*)
Kazeはどちらかといえば後ろ姿が好きです(*^ー゜)
テントがいっぱい…
着いた時ちょうど,10時で太鼓が鳴り出しました♪
「ラーメンEXPO2014in万博公園」
でも,Kazeの目的地は国立民族博物館「みんぱく」です(*^O^*)/
見所が多く,画像の編集に手間取りました…
二回くらいに分けてアップします。
いつものことですが,誤記入や勘違いがあると思います(o_ _)o
王の仮面「アトゥア・コム」
これは,王宮の儀礼で用いられる「仮面」です。
正確にいえば,バムンの人びとのあいだで「仮面」を意味する「アトゥア・コム」とよばれるもののひとつです。
とはいえ,人間の顔の前につけるものではありません。
仮面の裏には,ヘルメット状のくぼみがあります。
踊り手はそこに頭を入れ,この仮面を頭の上に載せて,斜めに傾けて踊りを演じます。
王の祖先の力が宿るとされる仮面です。

後列左)仮面「ランダ」
地域:バリ島 国名:インドネシア
後列右)獅子頭
地域:桑名 国名:日本
前列左)仮面(羊飼いの悪魔)
地域:ウルアバン 国名:メキシコ合衆国
前列中央)仮面「ディアブロ」
地域:ラバス 国名:ボリビア
前列右)越年祭の仮面「マスカ」
地域:ネアムツ 国名:ルーマニア

仮面は自分たちの知識の及ばない世界の力をかたちにしたものです。
そこには,人間の想像力の豊かさと共通性がみてとれます。


チェチェメニ号
製作者:ルマイ 地域:サタワル島 国名:ミクロネシア連邦
サタワルにおける島しょ間航海および漁撈用のカヌー。
伝統的技術によってつくられ,船体の断面はV字型で,船首と船尾が同じ形をしている。
アウトリガー側から風を受けて帆走する。
サタワル島から沖縄まで3.000kmの航海をなしとげた記録を持つ。

モアイ(複製)
地域:ラパヌイ(イースター島) 国名:チリ
モアイはラパヌイの人びとが帰属する親族集団の祖先をあらわしたものとされる。
11世紀から16世紀ごろまでに作られた。
凝灰岩を使用しており,大きいものには10メートルにおよぶものもある。

割れ目太鼓
地域:アンブリム島 国名:ヴァヌアツ
パンノキの幹をくりぬいたもので,割れ目の部分を木の棒でたたく。
上部に彫られているのは精霊の顔。
儀礼のときなどに使われ,限られた成人男性だけがたたくことができる。 

サゴでんぷん貯蔵用土器
地域:セピック川流域 国名:パプアニューギニア
セピック川中流地方で,主食のサゴヤシ澱粉を貯蔵するために使用される。
人の顔の装飾は祖霊や精霊を表す。
煮炊きには使わない。

祖先霊の彫像
民族:アベラム 国名:パプアニューギニア
セピック川流域に住むアベラムの人々の彫像。
祖先の霊をあらわしたものである。
女性や子どもは立ち入ることが許されていない男性集会所のなかに置かれる。 

木彫「ビス」
民族:アスマット 国名:インドネシア
ニューギニア島南部に住むアスマットの人々は,戦闘などで多数の死者が出たときに儀礼を行い,この木彫のビスをつくった。
死者の像を重ねたビスは,敵への報復が成功するまで男性集会所の前に立てておかれた。 

女神像(複製)
地域:ハワイ諸島 国名:アメリカ合衆国
キリスト教が浸透する以前,ハワイ諸島の人びとはさまざまな神をまつっていた。
アウマクアとよばれるこの女神像は祖先の霊をあわらしている。
個人や家族が家でまつっていた。 

ティキ像
地域:ソサエティ諸島 国名:フランス領ポリネシア
ティキはポリネシア神話に登場するこの世で最初の人間である。
ソサエティ諸島のタヒチ神話によれば,ティキは神の娘とのあいだに子をなし,
その子どもたちがタヒチの人びとの祖先になったとされる。

戦闘神クー像
地域:ハワイ諸島 国名:アメリカ合衆国 

神像付きのいす
民族:イアトムル 国名:パプアニューギニア
儀礼用のいす。
神像と一体になっており,集落内の男性集会状に置かれる。
儀礼のとき,語り手はいすに座らずにその脇に立ち,祖先霊がのりうつった状態になって人びとに語る。

儀礼
儀礼では日常的には使わない特別なものが使われる。
その代表的なものが仮面である。
オセアニアでは,とりわけニューギニア島を中心とするメラネシアに豊かな仮面文化が見られ,
近代・現代美術にも影響をあたえてきた。 

ニャウ・ヨレンバ
ザンビアに暮す,チェワの人びとのあいだでは,

「ニャウの踊り手は,死者が姿をあらわしたものだ。
ニャウ・ヨレンバは,森の奥からやってきた野生動物だ」と,言われている。 

「覆(おお)う」文化とイスラム教
頭部を覆い隠す風習はイスラーム以前からあった。
コーランでは,女性は美しさを身内以外には見せないようとされたため,
その習慣はムスリム女性のたしなみとなった。
被り物の名称や形は地域によってさまざまで,覆う範囲や巻き方には個人差や流行もある。

「心」
製作者:ハサン・マスウーディー 地域:パリ 国名:フランス
スーフィー思想家アル=ハッラージュ(922年没)の詩。
「私には心があり,その心にはあなたを見つめる目がある。
全てはあなたの手の中にある」。

アラビア文字とイスラーム書道
聖典コーランを美しく記すという宗教上の目的から,アラビア文字の書道が発達した。
イスラームが拡がった中東以外の地域でもたしなまれ,現在ではさまざまな技法や表現による作品が生まれている。

パレスチナ・ディアスポラ
花嫁の部屋
イスラームの習慣にもとづき,女性の生活空間が男性と別に成立する場面がある。
結婚式もそのひとつで,祝宴の場も男女別に設けられる。
花嫁は親族の女性に囲まれて,晴れやかな門出のときを待つ。 

サルト地方の女性用長衣
地域:サルト 
ウィダード・カワール旧蔵
ハラケと呼ばれるドレスの身丈は3m,袖丈は2m以上もある。
着装する場合,まず裾が足元にくるよう調整して帯をしめ,上部に余った布を整えて下に垂らす。
右の袖はベールのように頭から被り,その上に頭帯をしめる。
左の袖は背後を通して右腕にかける。 

中東地域の楽器
エジプト・メソポタミアに源流を発する,これらの楽器は,

遊牧民や都市の人びとの暮らしのなかで生成するかたわら,
古今を通じて東漸と西漸を繰り返し,世界の楽器へと展開した。
広州の羊神話
中国南部の大都市である広州は,羊城(ようじょう)と呼ばれており,羊(形状は山羊(やぎ))が市のシンボルとなっている。
羊城の名の由来は「五名の仙人が五匹の羊に乗って人々に稲穂を授けたことで広州が形成された」という都市神話による。
市内では越秀(えつしゅう)公園に五匹の羊を象(かたど)った彫刻があるほか,2010年の広州アジア・オリンピック開催前後より五匹の羊のゆるキャラが街を賑わせはじめた。
羊のイメージは広州の代名詞として再生産され続けている。

明日,続きをアップします(*^O^*)/